スペンサー・デイヴィスが亡くなった。享年81歳だった。
スペンサー・デイヴィス・グループの結成メンバーであるスペンサー・デイヴィスが肺炎の治療中だった現地時間10月19日に病院で亡くなったと彼のエージェントであるボブ・バークはBBCに語っている。
ボブ・バークはスペンサー・デイヴィスについて「非常に倫理的で、才能に溢れ、心がやさしく、ものすごく知的で寛大な人でした。彼は惜しまれることになるでしょう」と述べている。
スペンサー・デイヴィスはスティーヴ・ウィンウッド、マフ・ウインウッド、ピート・ヨークと共に1963年にバーミンガムでスペンサー・デイヴィス・グループを結成している。元々はザ・リズム&ブルース・カルテットという名前だったスペンサー・デイヴィス・グループは“Keep On Running”、“Gimme Some Lovin”、“I’m A Man”といったヒット曲で知られている。
スペンサー・デイヴィス・グループは1960年代のブリティッシュ・インヴェイジョンの一角を担い、ザ・フーやザ・ローリング・ストーンズなどとツアーを行っている。
1967年にスティーヴ・ウィンウッドとマフ・ウインウッドの兄弟は脱退して、スティーヴ・ウィンウッドはトラフィックを結成し、マフ・ウインウッドはレコード会社の重役を務めている。スペンサー・デイヴィス・グループは1969年7月に終焉を迎え、スペンサー・デイヴィスはソロ・キャリアを築くためにアメリカに移っている。
スペンサー・デイヴィスは1970年代にアイランド・レコーズの重役を務め、アイランド・レコーズ在籍中に「ロバート・パーマーやボブ・マーリーといったアーティストの活躍」を手助けしたと彼の公式サイトには記されている。
スペンサー・デイヴィスは精力的なツアー・ミュージシャンでもあり、スペンサー・デイヴィス・グループの名義で90年代〜2010年代にツアーを行っている。スペンサー・デイヴィス・グループとして最後にツアーを行ったのは2017年となっている。
ソーシャル・メディアではスペンサー・デイヴィスへの追悼の声が寄せられている。
主なツイートは以下の通り。
Rest In Peace Spencer Davis https://t.co/P9HR1agtK1 give me some lovin
— anton newcombe (@antonnewcombe) October 20, 2020
Sad news. Spencer Davis. Legend ? https://t.co/EfFrNkaw1t
— Badly Drawn Boy (@badly_drawn_boy) October 20, 2020
RIP Spencer Davis. He lead a magnificent band, one of the greats of the 60s, along with Muff and Steve Winwood. Keep in Running and Gimme Some Lovin’ we’re r&b classics. He drove soul into the white rock sound of the time. #SpencerDavis pic.twitter.com/LmAM9xXYKv
— Gary Kemp (@garyjkemp) October 20, 2020
Saw the Spencer Davis Group on a package tour in 1966. Their single was “I Can’t Stand It”, an American hit for the Soul Sisters. They were also on the bill; hence we got the song twice that night. pic.twitter.com/MZqj45InnN
— David Hepworth (@davidhepworth) October 20, 2020
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