ブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンはマイク・ラヴによるザ・ビーチ・ボーイズがドナルド・トランプ大統領への資金集めイベントに出演することについて自身の関与を否定している。
現地時間10月18日に『ロサンゼルス・タイムズ』紙にマイク・ラヴとツアー・メンバーによるザ・ビーチ・ボーイズはカリフォルニア州オレンジ郡で開催される共和党のイベントに出演している。
「ニューポート・ビーチで本日開催されたドナルド・トランプ大統領のための資金集めイベントに私たちはまったく関係ありません。まったくです」と結成メンバーであるブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンは『ヴァラエティ』誌に語っている。「知ってさえおりませんでしたし、『ロサンゼルス・タイムズ』紙で読んで驚いています」
ザ・ビーチ・ボーイズの存命中のメンバーが一緒にライヴを行ったのは2012年に開催された50周年記念ツアーが最後となっている。
マイク・ラヴは一連の裁判を経て1998年にザ・ビーチ・ボーイズ名義でライヴを行う権利を獲得している。ブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンはブライアン・ウィルソン名義でツアーを行っており、ザ・ビーチ・ボーイズの曲を演奏している。
ブライアン・ウィルソンとアル・ジャーディンがマイク・ラヴと意見を異にしたのは初めてではなく、ドナルド・トランプ・ジュニアがスピーチを行ったサファリ・クラブ・インターナショナル・コンヴェンションでザ・ビーチ・ボーイズがライヴを行うことにボイコットを求める署名活動に参加している。
ブライアン・ウィルソンはこのイベントについて次のように非難している。「この組織は、アル・ジャーディンと私が断固として反対するトロフィー・ハンティングを支持しています」
一方、マイク・ラヴは公演を行うことについて次のように反論している。「レノでの素晴らしい音楽の一夜と、これまで通り、アメリカの人権利における基本的理念である表現と思想の自由を支持できることを楽しみにしているよ」
フィル・コリンズは先日行われたドナルド・トランプ大統領の集会で“In The Air Tonight”が使われたことを受けて使用禁止命令を出している。
ニール・ヤング、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズ、パニック!アット・ザ・ディスコ、ザ・ローリング・ストーンズ、リンキン・パーク、トム・ペティの遺産管理団体なども集会での自身の楽曲を使用しないことを求めており、法的措置を起こしているアーティストもいる。
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