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ザ・リバティーンズのカール・バラーはザ・リバティーンズの新作の進捗について語っている。

先日、カール・バラーは『NME』に対して「アートと芸術性のエンジン」となるマーゲイトのアルビオン・ルームスの中身を紹介してくれている。ついにホテルとしての営業を開始したアルビオン・ルームスだが、バンドはアルビオン・ルームスで2015年発表の『リバティーンズ再臨』に続く新作に取り組んでいる。

「状況はよかったんだけど、新型コロナウイルスで難しくなってしまったんだ」とカール・バラーは『NME』に語っている。「曲を書き始めて、うまく行っていたんだけど、ジョン(・ハッサール)はデンマークにいるし、ピート(・ドハーティ)はフランスにいるからね。移動できないからさ。戻れるのを待っているところなんだ。全員で書いてて、いい感じだよ。もう一度取り掛かって、レコーディングするのを待っているよ。いつやるかということだね。できることになったら、素晴らしいものになるんじゃないかな。納得のいくものになるはずだよ。準備万端だからね。集まって、やらないとね」

昨年、ピート・ドハーティはザ・リバティーンズの通算4作目となる新作について「フリースタイルのラップ」などを取り入れたザ・クラッシュの『サンディニスタ』のような多様性のある作品になると語っている。

「『サンディニスタ』のような感じで始めたんだ。そう言えるのは誰かがコントロールするような形じゃなくて、全員がいろんなものを持ち込んだからなんだ。それで最後に一番いいものを選ぶんだよ」とカール・バラーは語っている。「サウンド面でもそれが反映されるのかは分からないけど、様々な影響をまとめようとしたものとなっているんだ。ザ・リバティーンズがアルバムを作る時はいつも長旅になるんだ」

強く影響を受けているものや2020年の音楽地図においてどんなサウンドを目指しているのかと訊かれるとカール・バラーは次のように答えている。「関心はあるけど、すごく関心を持っているのは一度止めて再び始めるということなんだよね。アルバムをどんなサウンドにしたいか、想定したり悩んでしまうと、考え過ぎになってしまうからさ」

2000年代に隆盛だったギター・インディ・シーンを形容する言葉として「ランドフィル・インディ」という言葉が最近使われていることについてカール・バラーは90年代にザ・リバティーンズを結成した時に「ブリットポップの一緒くたにされないようにできる限りのことをやった」と述べ、ランドフィル・インディにも自分たちが入るとは思わないと述べている。

「ランドフィル・インディとはまたすごく残酷な言葉だね。たくさんいる長年の僕らの友人やブラザー&シスターたちには酷な言葉だよね」と彼は語っている。「僕としては理解できないけどね。黄金期の幸せな時代だったと思うけどね」

アルビオン・ルームスは9月25日にオープンしており、それぞれバンドがキュレーションした7部屋に宿泊することができる。

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