キッスのジーン・シモンズは新型コロナウイルスのパンデミックが続く中でロックダウンに不満を言わないように求めている。
新たなインタヴューでジーン・シモンズは自宅に留まるのは難しいことじゃないと述べており、第二次世界大戦で母親が経験したことに較べれば全然だと語っている。
「今のパンデミックは愉快なことじゃないけどさ」とジーン・シモンズはカナダのラジオ局「K-97」に語っている。「愛する人を失った家族の痛みは計り知れないよね。世界では100万人の人が亡くなっている。アメリカでは20万人が亡くなっている。幸いにもカナダはずっと少なく済んでいる。そのおかげで良識を持てるし、非政治的に対応できている。でも、アメリカではマスクを着ける、着けないで人々が分断されている地域もあるんだ。政治的なことになっているんだよ。恥ずかしいけど、そういうことなんだ」
彼は次のように続けている。「どちらにせよ、自分の母親が第二次世界大戦で暮らしていたことを考えるんだ。俺の母親はナチス・ドイツの収容施設の被害者で、当時14歳だった。俺の母親は生き残ったけど、残りの家族は全滅した。誰もそんなことにはなりたくないだろうけどさ」
「前世紀の偉大なる世代はたくさんの戦争があって、第二次世界大戦では100万人以上が亡くなった。アメリカでも食料が足りず、世界各地のたくさんの国で人口を支える食料がなかった。20世紀になった頃には風邪の流行で50万人が亡くなったんだ」
「今、自己隔離を2週間して自宅にいるように言われているけど、ルームサービスを頼んでもいいし、食べ物を自分の好きなやり方で持ってきてもらうこともできる。フェデックスが運んでくれるし、UPSが運んでくれる」
彼は次のように締めくくっている。「失業率がよくないのは理解しているし、家族を養う方法を失ってしまった人もいる。分かるよ。政府はそこに景気刺激策やなんかで知的に対応しようとしている。でも、昔に起きたことと今のことを比較すると……祖父母たちは冷ややかに見ているんじゃないかな」
インタヴューでジーン・シモンズはパンデミックでマスクを着けない人たちを批判している。
「お互いにやさしくなろう」とジーン・シモンズは語っている。「YouTubeやTMZの動画を見ているとみんなひどいよね。苛立っているのは分かるよ。みんな怖いからね。これから何が起こるかってね。でも、大丈夫だよ。いつか太陽が昇ってくるよ。よくなるはずだよ。だから、お互いにやさしくするんだ。そんなに大変なことじゃない。マスクを着けるんだ。君のことじゃないと思うけどさ」
「くしゃみをする時は手で口を覆うんだ」と彼は説明している。「人命が奪われるかもしれないのになんでマスクを着けないのかね。『お前は俺に指図できない』って言うけど、実のところいつだって指図されているわけでね。赤信号の時は車を停めなきゃいけないし、『車を停めたくない』と言ってもダメなんだ。赤信号でも車を進めたら、人を殺してしまうことになるわけでね。だから、赤信号の時は車を停めるよう指図されているんだ」
「マスクを着けなきゃダメなんだ。君だけじゃなく、周りの人々のためなんだ」
先日もキッスのジーン・シモンズは新型コロナウイルス感染拡大防止におけるマスクの重要性をファンに唱えている。
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