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ジミ・ヘンドリックスは『ライヴ・イン・マウイ』より新たに“Foxey Lady”の映像が公開されている。

『ライヴ・イン・マウイ』は1970年7月30日にマウイ島の屋外コンサートを収録したもので、リリースの発表に合わせて“Voodoo Child”の映像が公開されていた。

公開された“Foxey Lady”の映像はこちらから。

ジミ・ヘンドリックスはこの曲でいくつか歌詞を忘れているものの、歯で弾くなどの象徴的なパフォーマンスで埋め合わせしている。

マウイでのパフォーマンスのオリジナル・レコーディングに技術的な問題があったため、映画に使用できるようにミッチ・ミッチェルは1971年にエレクトリック・レディ・スタジオでドラム・トラックをすべて録音し直し、オーバーダブで重ねている。

エンジニアのエディ・クレイマーは次のように語っている。「既に叩いたドラムパートを完璧に再現する彼の能力にはびっくりだったよ。録音の問題は時速80キロ近い風だ。なんてったって火山の真横で撮影してたからね」

「ジミが死んで、僕はしばらくテープが入ったクローゼットを開けられずにいたんだ。ミッチは英国人らしい“やればなんでも出来る” という態度で頑張ってくれた。オーバーダブでドラムを重ねるだけなら誰でも出来るだろう。でもそれが分からないように出来るのはマジックだ。彼はすべての曲を知り尽くしていた。素晴らしいミュージシャンとしての、そしてジミと対等かつ協力的パートナーとしてのミッチの感性のなせる技だよ」

『ライヴ・イン・マウイ』に収録されるドキュメンタリー『ミュージック、マネー、マッドネス……ジミ・ヘンドリックス・イン・マウイ』は映画『レインボウ・ブリッジ』の制作の裏側と1970年のハワイ公演を収録したものとなっている。

映画『レインボウ・ブリッジ』のプロジェクトはマネージャーのマイケル・ジェフリーが映画『イージー・ライダー』に着想を得たものとなっている。

チャック・ワインが監督を務めた『レインボウ・ブリッジ』はニューヨークからハワイへの旅を収めたものだが、批評家に酷評されている。ハレアカラで行われた公演の多くは未発表のままとなっていた。

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