オーストラリア人ミュージシャンのヘレン・レディはロサンゼルスで亡くなっている。享年78歳だった。
ヘレン・レディの子どものトレイシーとジョーダンは「ヘレン・レディ・オフィシャル・ファン・ページ」のフェイスブックで声明を発表している。
「深い悲しみと共に愛された母親だったヘレン・レディが2020年9月29日にロサンゼルスでなくなったことを発表します」と声明では述べられている。
「彼女は素晴らしい母親であり、祖母であり、畏敬の念を持てる女性でした。胸が張り裂けそうです。でも、彼女の声が永遠に生きていくことを知って、安心しています」
https://www.facebook.com/HelenReddyOfficialFB/posts/3292356927479945
長年の友人にしてファンクラブの運営人だったジム・キートンも同じフェイスブックで声明を発表している。
「静かにしてください。ステージを降りた女性がいます」と述べて、彼女が子どもたちを愛していた逸話を明かしている。
「母親が誰しも子どもを誇りに思うようにヘレン・レディはトレイシーとジョーダンを誇りに思っていました」とジム・キートンは述べている。「そんな母親を私にも共有させてくれたトレイシーとジョーダンには感謝しています」
「そして、ヘレンは説明できる以上のものを私の人生に与えてくれました。(彼女をイライラさせてしまった時でさえも)彼女は好かれていて大切にされている印象を残してくれました。それは残りの人生において大切にしていく貴重でかけがえのない贈り物となりました」
https://www.facebook.com/HelenReddyOfficialFB/posts/3292363577479280
フェミニストの先駆者であったヘレン・レディは1972年のヒット曲“I Am Woman”で最もよく知られており、2015年に認知症と診断されている。その後、ロサンゼルスにある引退した有名人の入る養護施設「サミュエル・ゴールドウィン・センター」に入所している。
他にも“Delta Dawn”、“Leave Me Alone (Red Ruby Dress)”、“You and Me Against the World”といったヒット曲のあったヘレン・レディはその人生がアンジュー・ムーン監督、ティルダ・コブハム=ハーベイ主演によって『アイ・アム・ウーマン』で映画化されている。
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