フェンダーは新型コロナウイルスのパンデミックを受けて楽器を手に取る消費者が増えて、2020年の売上が過去最大になる見込みだという。
フェンダーはEコマースや初心者向けの楽器が好調で、2桁成長となっており、演奏の仕方を教えるアプリのフェンダー・プレイの利用者は3月後半の15万人から6月後半には93万人に急増している。
フェンダーのチーフ・エグゼクティヴのアンディ・ムーニーは『ニューヨーク・タイムズ』紙に「3月の時点で訊かれたら今日のような事態になっているなんて考えてもいなかった」と語っている。
アプリについては新しいユーザーの20%が24歳以下で、70%が45歳以下だという。これは新型コロナウイルスを受けて若年層がよりギターを手に取るようになったことを示している。
この大幅な売上の増加は、新型コロナウイルスのロックダウンによって自宅で過ごす時間が増え、趣味を追求するようになったと想定されている。
オンライン楽器販売のスウィートウォーターでセールスパーソンを務めるブレンダン・マーフィーは『コンシークエンス・オブ・サウンド』に毎日が「ブラック・フライデー」のような売上となっていると語っている。「楽器販売の仕事を25年以上やっていますが、こんなことは見たことがありません」
ディスコグスによれば、新型コロナウイルスのパンデミックを受けてフィジカルのセールスが増加したことも明らかになっている。
ディスコグスは2020年上半期の全世界セールスがロックダウンによって30%増加したことを発表している。
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