フランスのパリで起きた同時多発テロを受けて、自身の楽曲”I’m Throwing My Arms Around Paris”を再発しようとしたが、ユニバーサル・ミュージックがそれを阻止したとするモリッシーの主張をユニバーサル・ミュージックが否定したことに対して、モリッシーが返答している。
11月13日の襲撃で130人が亡くなったことを受けて、モリッシーはファン・サイト「トゥルー・トゥ・ユー」上でアルバム『イヤーズ・オブ・リフューザル』に収録されている2009年のシングル曲を「パリで起こった残虐行為で命を落とした方に心からの哀悼の意を込めて」リリースしたかったと主張している。
しかしながら、モリッシーは、ユニバーサル・ミュージックが彼の提案を「拒否した」と主張し、レコード会社が代わりに、所属している人気アーティストたちによる独自の追悼アルバムのリリースを計画していることを付け加えている。
この主張に対してユニバーサル・ミュージックはモリッシーの側から何も提案は受けていないとし、モリッシーの非難を退ける一方、彼の言説を「我々を傷つけるもので間違っている」と評した。
モリッシーは、この件に関して追加の声明を発表し、ユニバーサル・ミュージックのスタッフが彼の提案を却下した証拠となる手紙があると主張している。
声明は、ファン・サイト「トゥルー・トゥ・ユー」に、次のように掲載されている。「手紙を読みたいと希望する人には、自由に読めるようにします」。『NME』は手紙を見たいとの希望を出しているが、現時点では返答が得られていない。
モリッシーのアルバム『イヤーズ・オブ・リフューザル』は、ユニバーサル・ミュージック傘下のデッカ/ポリドールより2009年にリリースされている。彼の最新アルバム『ワールド・ピース・イズ・ノン・ オブ・ユア・ビジネス』は、ユニバーサル・ミュージック傘下のハーヴェスト・レコードから2014年にリリースされているが、その後契約を解消されたこと が明らかになっている。
“I’m Throwing My Arms Around Paris”のミュージック・ビデオはこちらから。
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