GETTY

Photo: GETTY

メタリカは社会的衝突で緊張感が高まる中で音楽がもたらす結束の力について語っている。

新たなインタヴューでメタリカはドナルド・トランプ政権下でアメリカを離れるかどうかといった話題について語っている。

ラーズ・ウルリッヒは2016年にもしドナルド・トランプ大統領が選挙で勝ったら故郷のデンマークに戻ると発言していたことを訊かれて、「歳を取ると、自分たちの元いた場所により深い繋がりを感じるようになるんだ」と語っている。「どれだけの時間が残されているにせよ、あの場所で多くの時間を過ごしたいと思っているよ」

彼は続けてアメリカ合衆国も愛していることを明かしている。「場所としても理想としてもアメリカをどれだけ愛しているかについては何時間でも話ができるよ。デンマークに戻ることになったとしても、アメリカに中指をつきつけているわけではないんだ」

ベーシストのロバート・トゥルヒーヨは今世界で起きている政治的、人種的な衝突についてコメントしている。

「今、多くの人々が暴力と分断を選んでいるよね」と彼は語っている。「みんな、すごく傷ついているように感じるんだ。喧嘩のために銃を使うようなね。僕としては攻撃を追求するよりもお互いをいたわったほうがいいと思うんだ」

ラーズ・ウルリッヒも同様の見解を示し、メタリカのライヴで見られる一体感について言及している。「アブダビで何度か公演をしたことがあるんだけどさ」と彼は語っている。「イランやイラク、サウジアラビア、レバノンからの人が5万人くらいいたんだけどさ。国同士はうまくいってない国の人たちが世界各地から集まって素晴らしいファンだったんだ」

ラーズ・ウルリッヒは会場の中でファンたちが抱き合ったり、手を握り合っていたと説明している。「共通の音楽体験を共有していたんだ」

「世界各地を旅して音楽を通して人々と繋がっているとさ、駆り立てられるんだ」と彼は続けている。「くだらないことは全部脇に置いてさ。そんなの、どうでもいいんだよ」

一方、メタリカのジェイムズ・ヘットフィールドは新型コロナウイルスのパンデミックによるロックダウンの中で何をしていたかについて語り、「多くの音源」を書いたことを明かしている。

新型コロナウイルスのパンデミックが襲った3月以降、ジェイムズ・ヘットフィールドはコロラド州にある自宅で過ごしていたとのことで、そこでクリエイティヴな時間を過ごしたと語っている。

広告 ザ・ビートルズの新作ドキュメンタリー『ビートルズ ’64』がディズニープラスで11月29日(金)より独占配信!

Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.

関連タグ