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クイーンはドナルド・トランプ大統領に対してアメリカ大統領選挙の選挙活動で自分たちの音楽を使わないように呼びかけている。

先日、ドナルド・トランプ大統領はソーシャル・メディアのトリラーの新しいアカウントで1977年発表の楽曲“We Will Rock You”を使用していた。

クイーンはTikTokのライバルとも見なされるトリラーに対して動画を削除するよう申請している。BBCニュースによれば、投稿された映像は100万回を超える再生回数に達している。

スポークスパーソンは「苦戦」を強いられているものの、クイーンは「ドナルド・トランプ大統領の選挙活動と何度も論争してきました」と述べている。

「クイーンは反対の意見を表明し、曲の使用を止めようとすることを続けていきます」とスポークスパーソンは述べている。

今回はドナルド・トランプ大統領がここ1年の選挙活動の動画で“We Will Rock You”を使った2回目の事例となっている。2019年10月に使用された時にもクイーンは楽曲の使用を止めるよう申し入れていた。

ドナルド・トランプ大統領は2016年の共和党全国大会でステージに上がる際、クイーンの“We Are the Champions”を使ったことを受けてバンドは非難の声を上げていた。

当時、クイーンは「はいかなる国であっても自身の楽曲を政治的な議論や大規模な議論と関連づけたくはありません」と述べており、「トランプ氏や共和党の政治的意見を後押しするために“We Are The Champions”が使用されることを望んでおりません」としている。

先日、ザ・ローリング・ストーンズはドナルド・トランプ大統領に集会で自分たちの楽曲を使うのをやめなければ法的措置を行うと述べている。

ザ・ローリング・ストーンズはドナルド・トランプ大統領が2016年の大統領選で彼らの楽曲を使ってから、何度も使用禁止命令を出している。

一方、ニール・ヤングもドナルド・トランプ大統領の選挙活動の集会で自身の楽曲が許可なく使用されたことについて訴訟を起こしている。

「ドナルド・トランプ大統領の選挙活動は原告の曲を使用しないようにという発言を無視して、ライセンスがないまま意図的に曲の使用を続けました」と今回、訴状には記されている。「選挙活動側は公の政治的催事で2曲を使用するライセンスや原告の許可をタルサで集会を行った時も持っていませんでしたし、今も持っていません」

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