Andy Hughes / NME

Photo: Andy Hughes / NME

11月21日、ザ・リバティーンズがピート・ドハーティを含むラインナップでは初めてメキシコでの公演を行い、メキシコシティで開催されたフェスティバルのコロナ・キャピタルを興奮の渦に巻き込んだ。

ザ・リバティーンズは2004年にピート・ドハーティ抜きでメキシコを訪れてはいるものの、今回はフロントマンのピート・ドハーティにとっては初めてのメキシコへの入国となっている。メキシコの帽子であるソンブレロを被ったピート・ドハーティがメキシコシティ国際空港に到着すると、ファンたちにもみくちゃにされ、バンドが滞在している間には、ホテルの外にも多数のファンが待機していた。

空港での様子は、以下の映像で確認することができる。

また、11月21日の夜にザ・リバティーンズがコロナ・キャピタルのドリトス・ステージでヘッドライナーを務めた後には大勢のファンたちが楽屋に詰めかけ、彼らが崇拝するザ・リバティーンズに近づこうとしていたが、セキュリティによってその出入りは禁止されることになった。

ザ・リバティーンズの演奏自体は、彼らならではの破壊的なもので、初期の楽曲と新しい楽曲が入り交じることとなった。観客のお気に入りの“Can’t Stand Me Now”や“Music When The Lights Go Out”といった楽曲や、今年のカムバック・アルバムで発表した“Gunga Din”、“The Good Old Days”では新しいパートを付け加えたロング・バージョンを演奏している。

“Death On The Stairs”を演奏する前にパリに住んでいたピート・ドハーティは、先日のテロでの犠牲者に追悼の意を示し、簡潔に「自由、平等、友愛、フランス万歳」とフランス語で挨拶している。

15分間のアンコールの後、ザ・リバティーンズはまたも初期の楽曲から“What A Waster”や“Up The Bracket”、そして“Albion”の一部などを演奏し、その間ドラマーのゲイリー・パウエルはソンブレロを被り、ピート・ドハーティとカール・バラーは2人でメキシコの国旗をまとって、パフォーマンスを行っている。ピート・ドハーティ1人で演奏した“Music When The Lights Go Out”の後で、2人は腕を組んでステージを後にしている。

コロナ・キャピタルは翌日の22日にも、カルヴィン・ハリス、ピクシーズ、シャミールやサーカ・ウェーヴスなどが出演している。

ザ・リバティーンズは現在、2015年最後の公演となる11月28日のクロッケンフラップ・フェスティバルのため、香港に移動する予定となっている。

コロナ・キャピタルでのセットリストは以下の通り。
“The Delaney”
“Horrorshow”
“Vertigo”
“Can’t Stand Me Now”
“Fame And Fortune”
“Time For Heroes”
“Music When The Lights Go Out” 
“Begging”
“What Katy Did”
“Gunga Din”
“Boys In The Band”
“The Ha Ha Wall”
“Last Post On The Bugle”
“Death On The Stairs”
“Tell The King”
“The Good Old Days(ロングヴァージョン)”
What A Waster
Up The Bracket
Albion (ショートヴァージョン)
I Get Along
Don’t Look Back Into The Sun
Music When The Lights Go Out (ショートヴァージョン)

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