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ニール・ヤングはドナルド・トランプ大統領が集会で自身の楽曲を使用していることについて訴訟を起こすことについて考えを改めたと述べている。

ドナルド・トランプ大統領への批判を行ってきたニール・ヤングだが、“Rockin’ In The Free World”が今年の集会でも複数回使われている。

今月もツイッターで使用許可を出していないことを表明していたニール・ヤングだが、先日、公開書簡の中で政府による新型コロナウイルスのパンデミックとの闘いの邪魔はしたくないとして法的措置を取らないと述べていた。

「アメリカにおける新型コロナウイルスへの対応について責務があるから、私はあなたを訴えないことにした。(私にはその権利があるけど)アメリカ人の命を守り救うという重要な仕事の妨げになる可能性があるからね」と彼はその時に述べている。

ニール・ヤングはそうした自身のスタンスを再考したことについて自身のサイトに長文を掲載している。

「ドナルド・トランプ大統領を訴えることについて考えを変えたんだ」と彼は述べている。「再考したんだよ。再び見つめ直したんだ。考えるべき長い経緯があって、元々はその上で追及しないことにしていた。でも、それからドナルド・トランプ大統領は悪党に軍服を着せてストリートに出るよう指示を出したんだ。彼の考えだよ。彼自身が指示したんだ。全部ドナルド・ジョン・トランプの仕業なんだ」

ニール・ヤングは次のように続けている。「トランプは軍隊への敬意がないんだ。能力のない大統領によって練り上げられた見苦しい政治的言い訳のために法を遵守している市民に対して軍隊がアメリカのストリートでは使われている」

「ストリートには身分確認なくアメリカ人を狙撃する悪党たちがいる。彼らは私たちの警察ではない。訓練を受けてない悪党たちが法を破った時に逮捕するのが私たちの警察だからね」

「大統領が喋った後にまるで彼のテーマ曲のように“Rockin’ in the Free World”が流れるのを想像してみてくれ。私はそんなことのためにあの曲を書いたんじゃない」

ニール・ヤングの他にも多くのミュージシャンがドナルド・トランプ大統領に集会で楽曲を使われたことを受けて声を上げている。

リンキン・パークは“In The End”が集会で使用されたことを受けて使用禁止命令を出しており、デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズやパニック!アット・ザ・ディスコ、ザ・ローリング・ストーンズもドナルド・トランプ大統領に楽曲を使用しないように求めている。

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