
Photo: MASAYOSHI SUKITA
デヴィッド・ボウイの衣装を手掛けたことで知られる山本寛斎が亡くなった。享年76歳だった。
山本寛斎は今年の3月31日に自身が白血病であることをインスタグラムで発表していた。急性骨髄性白血病で亡くなったことが娘で女優の山本未來によってインスタグラムで発表されている。
デヴィッド・ボウイとの出会いについて2016年に『GQ JAPAN』誌に山本寛斎は次のように語っている。「私の服をボウイが着てくれたきっかけは、ロンドンの、今の言葉で言うところのセレクトショップでした。そこで扱っていた私の服、『因幡の素兎(いなばのしろうさぎ)』というジャンプスーツを彼が個人的に買って、ステージで着てくれたんです」
「私の服を着た彼のステージを見たのは、ニューヨーク公演が最初だったんです。ミラーボールが星のような模様を会場に作るなか、天井のほうから彼が降りてきてステージに立った時、舞台袖の両側から黒子が出てきて、服を前後に引き抜きます。すると中から違う服が現れる。それで彼が歌い始めると、ニューヨークのお客さんは総立ちですよ」
山本寛斎は7月31日に予定されているオンラインイベント「日本元気プロジェクト2020『スーパーエネルギー!!』」の準備も行っており、イベントは予定通り開催される予定だという。
イベントについて山本寛斎は次のように述べている。「7月31日、力強いスタッフ陣と、夢に向かって一生懸命な若い世代の方々と共に、ファッションを通して、世界中に元氣をお届けします!! ぜひ皆さまも一緒に本イベントをご覧頂き、皆様の“祭り心”に火を付けていただきたいと思います!」
イベントの生中継はこちらから。
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