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メタリカは名曲“One”をベースだけでカヴァーした新たなカヴァーが公開されている。

マーク・グロッキという人物はこの自身のバージョンでベースのミックスが非常に低いことで知られる1988年発表の『メタル・ジャスティス』についてもタイトルで言及している。

マーク・グロッキはギター・パートやヴォーカル・パートについてもすべてベースで“One”をレコーディングしており、ドラムだけはラーズ・ウルリッヒによるオリジナル・バージョンの音源が使用されている。

公開された映像はこちらから。

2017年に『メタル・ジャスティス』を手がけたプロデューサーのフレミング・ラスムッセンはアルバムのサウンド・クオリティについてはバンドに非があると述べている。

フレミング・ラスムッセンはクリフ・バートンの死がどのようにサウンドに影響を与えたかについて自身の考えを説明している。「何が起こったかっていうと、(ミキシング・エンジニアのスティーヴ・トンプソンとマイケル・バービエロは)かなり素晴らしいサウンドになるようなミキシングをしたんだ。ベースがたくさん入ったものでさ――ただ言わせて欲しいのは――『メタル・ジャスティス』のベースのトラックは本当に素晴らしいんだ」

「ジェイソン・ニューステッドは実に素晴らしい演奏をしたよ。彼はおそらく、自分は、クリフと肩を並べる存在だってことを証明しようとしたんじゃないかな。僕の意見としては実際そうだったと思うんだ」

フレミング・ラスムッセンはバンドがミキシングの際に、ベースをかろうじて聞こえるほどまで下げるよう何度も求めてきたと続けている。「どうしてあんなことをしたの分からないよ」とフレミング・ラスムッセンは語っている。「彼らはまだ、クリフ・バートンの死を深く悲しんでいたのかもしれない。僕にはわからないけどね。けど、アルバムを聴いた時の私の驚きを想像してみてくれよ。『いったい……何だこれは?!』って感じだったよ」

また、メタリカはサンフランシスコ交響楽団とのライヴ作品『S&M2』が8月28日にリリースされることが決定している。

『S&M2』ライヴ・アルバムと映像商品は、2CD、Blu-ray、2CD+Blu-ray、限定デラックス・ボックス、4LP(ブラック)、限定4LP(カラー)、DVD、2CD+DVD、デジタル配信(オーディオ、ビデオ)の各形態でリリースされる。限定デラックス・ボックスには4LP(カラー)、2CD、Blu-ray、フォトブック、楽譜、ギター・ピック、ポスターが同梱される。

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