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オフィシャル・チャート・カンパニーは2020年のカセットテープの売上が2倍になっているという新たな統計を発表している。

音楽メディアとして復活劇が期待されていなかったカセットテープだが、2020年の前半の売上は2019年の前半に較べて103%の伸びを示している。

2020年前半で65000本のカセットテープが購入されており、この調子で進めば1年間の売上本数は2003年以来10万本を超えるという。

最も売れているカセットテープは主にポップのジャンルとなっており、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、レディー・ガガ、ザ・1975、セレーナ・ゴメス、デュア・リパが上位5組となっている。

ファイヴ・セカンズ・オブ・サマーの『カーム』は初週で12000本を売り上げており、これは18年ぶりの本数となっている。

先月、新型コロナウイルスによるロックダウン後初めてレコード店が再オープンしたことでアナログ盤の売上が急上昇したことが明らかになっていた。

オフィシャル・チャート・カンパニーによれば、レコード店再開後の初週セールスは新型コロナウイルス前よりも高い売上を記録している。

前週との比較では27.57%の伸びを見せ、アナログ盤は88486枚売れている。CDも11.09%の伸びを見せて、25万3779枚売れている。

リアム・ギャラガーによる全英アルバム・チャート1位を獲得したアルバム『MTVアンプラグド』が17938枚の売上でトップに立っており、それにマニック・ストリート・プリーチャーズの『ゴッド・アゲインスト・ザ・ソウル』の再発盤が2838枚の売上でそれに続いている。

フィジカル全体では前週に較べて19.1%の伸びとなっており、この売上は3ヶ月ぶりの高い数値となっている。

先月、レコード・ストア・デイは延期されていた2020年度の新たなリリース・リストが発表されている。

2020年のレコード・ストア・デイは当初4月18日に開催される予定だったが、一度6月20日に延期されており、再度ソーシャル・ディスタンスの基準に合わせるため3日間の日程に変更されている。

レコード・ストア・デイは8月29日、9月26日、10月24日に開催される予定となっている。

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