米『ビルボード』誌は全米アルバム・チャート、全米シングル・チャートをはじめ、他のチャートも含めて算定のルールを変更することを発表している。
米『ビルボード』誌は、バンドルされたアルバムに対するカウントの仕方について是正する中で今回の発表を行っている。
アルバムのバンドルについてはアルバムと共にマーチャンダイズやコンサート・チケットを販売するもので、またフィジカルでアルバムを購入すると後から付いてくるデジタル・セールスもあり、いずれも売上枚数を増やすために行われている。
新しいルールではバンドルされたアルバムのセールスはアルバムやシングルのチャートに算入されないという。
新しいルールではマーチャンダイズやコンサート・チケットをバンドルしたアルバムの場合には付属物としてアルバムの価格が明示されている形でない限り、セールスにはカウントされない。
さらにフィジカルのアルバムやシングルについてくるデジタル・ダウンロードはデジタル・セールスとしてはカウントされず、フィジカルの商品が購入された時に一度だけカウントされる。
米『ビルボード』誌によれば、これらの変更は「消費者の購入傾向がチャートに反映されない」懸念からくるもので「すべてのアーティストにとって公平な場所にするために」行われたという。
今年1月、米『ビルボード』誌はアルバムのバンドルについてマーチャンダイズ単体と較べて高い価格でなければならないというルールをもうけていた。
今回の発表でこのルールは取って代わられており、米『ビルボード』誌は「消費者の購入傾向を反映するというゴールに向けてこれだけでは足りなかった」と述べている。
新基準が開始される日については現時点で発表されていない。
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