グレイト・ホワイトは今週ノース・ダコタ州でソーシャル・ディスタンスを取らずにライヴを行ったことが物議を醸している。
グレイト・ホワイトは2003年にロードアイランド州で行ったライヴで小さな会場でパイロを使用したことで100人の人が亡くなる火災を起こしたことで知られている。
現地時間7月9日にノース・ダコタ州のディッキンソンでグレイト・ホワイトは「ファースト・オン・ファースト」と題した新型コロナウイルスのパンデミックの中、ソーシャル・ディスタンスのないことを謳ったライヴを行っている。
「制限は設けられていません。信じるにせよ信じないせよ、一切ないのです」と主催者の1人であるエイプリル・ゲッツは『ディッキンソン・プレス』紙に語っている。
「会場に来て、人々と一緒になることが心地いいかどうかは個人の選択だと思うのです。参加することを選んだ人に委ねます」
通常と変わらないライヴの様子はこちらから。
グレイト・ホワイトはライヴを行ったことを謝罪しており、声明で次のように述べている。「この試練の時期にライヴを行ったことを怒っている人たちがいるのは理解しています。お伝えしておきたいのは、私たちはプロモーターと仕事をしたに過ぎないということです。ノース・ダコタ州の当局はマスクの着用を推奨していますが、私たちは法を執行する立場にはありません」
「事後という形にはなりますが、私たちが合意された契約をまっとうしたことに同意できない人々には謝罪したいと思います。プロモーターとスタッフはまさにプロフェッショナルで、私たちの安全対策を保証してくれました」
「私たちがやりたかったことはあたたかく迎えてくれる小さな街の屋外でライヴを行うことでした。私たちは自分たちのファンならびにアメリカひいては世界中の人々の健康と安全に重きをおいています。完璧からは程遠い状況にありますが」
アメリカでは新型コロナウイルスの感染拡大が続く中で物議を醸すライヴが計画されてきており、ヴァニラ・アイスは7月4日の独立記念日にテキサス州オースティンでライヴを行おうとしたものの、売れ行き不振から開催まで24時間を切ってから中止とすることを発表している。
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