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プロデューサーのボブ・ロックはキングダム・カムのデビュー・アルバムを手掛けたことでレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズに怒られた話を明かしている。

1988年にセルフタイトルのデビュー・アルバムをリリースしたキングダム・カムはレッド・ツェッペリンに音楽性が似ていたことで知られ、批評家からは「キングダム・クローン」とも呼ばれていた。

今回、ボブ・ロックは「トーン・トーク」によるインタヴューでキングダム・カムのデビュー・アルバムについて語っている。

「A&Rだったデレク・シュルマンが『君にやってもらいたいバンドがいるんだ』と言ってきたんだ。そうやって、彼は僕を試してきてね。ブルース・フェアバーンと別れて、最初にやったバンドがキングダム・カムだった。基本的に彼らはレッド・ツェッペリンみたいなサウンドにしたくて、僕もそれに応じたんだ。ドラマーは素晴らしいドラマーだった。当時、僕にできたことを使って、できるだけ近づけてみたんだ。プロデューサーになるということを学ばせてもらったよ。最終的にいいものができて、素晴らしいアルバムになったんだ。楽しかったよ」

ジョン・ポール・ジョーンズとの逸話について以下のようにボブ・ロックは次のように続けている。「一度、ジョン・ポール・ジョーンズと会わなければいけなかったことがあったんだ。彼とディナーに行ったんだけどね、いろんな話をしたよ。最終的にA&Rの人間の家に行ったんだけどさ。ワインを何本か飲むうちに僕がキングダム・カムをやったことが分かってね。彼は僕を叱り始めて、僕は出ていかざるを得なくなったんだ。彼は僕がキングダム・カムをやったことをすごく侮辱に感じたみたいでね。僕としては『どうか分かってください。あなたたちのことが大好きだから、ああしたんです』という感じでね。ひどい出来事だったね」

先日、レッド・ツェッペリンはバンドの歩みを振り返るヒストリー動画の第10弾が公開されている。

第10弾の動画は1970年の3月から7月までを振り返るものとなっている。

第10弾の動画はこちらから。

レッド・ツェッペリンはバンドの50周年を記念したドキュメンタリー作品を公開することが発表されている。

ドキュメンタリー作品『アメリカン・エピック』などで知られるバーナード・マクマホンが監督を務める、まだタイトルのつけられていないこのプロジェクトは、頭角を現し始めた4人のメンバーの60年代の活動から『レッド・ツェッペリン II』でザ・ビートルズの『アビイ・ロード』に取って代わって全米チャートの首位を獲得したバンドの初期を追ったものとなるという。

本作にはロバート・プラントやジミー・ペイジ、ジョン・ポール・ジョーンズらの最新インタヴューのほか、故ジョン・ボーナムの未公開インタヴュー映像も使用される。

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