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TikTokはプリンスの遺産管理団体とプリンスの音楽をすべてアプリ上で使用できる契約を結んでいる。

TikTokはプリンスの全作品からの楽曲を使用できる「初のショート・ビデオのプラットフォーム」となっている。

プリンスは自身の作品について管理が厳しいことで知られ、2015年にストリーミング・サービスから自身の音楽を引き上げている。その1年後に「その途轍もない遺産を育む」ためにワーナー・ブラザースからリリースされた27枚のアルバムやコンピレーションがアップル・ミュージック、スポティファイ、パンドラに復活している。

今回、TikTokはプリンスのすべての音楽を人々がサウンドトラックとして使うことができるようにしている。TikTokのエンタテインメント・アドバイザーはプリンスの音楽に若い世代の新しい層をもたらしたいと述べている。

「プリンスは境界を超えたことで知られ、TikTokもそうしてきたことを証明してきました。TikTokにプリンスの全カタログを加えることで、世界中の若い世代がプリンスの音楽の重要性を発見して、何かを生み出すインスピレーションを得ることを望んでいます」とトロイ・カーターは述べている。

TikTokでは@Prince.4.everという公式アカウントも作られており、プリンスの遺産管理団体によって運営され、過去の音源を紹介するものとなっている。

TikTokでは他にもプリンスの遺産管理団体と協力して、プリンスの自宅兼スタジオだったペイズリー・パークをツアーする生配信も行われている。

また、プリンスは『サイン・オブ・ザ・タイムズ』のスーパー・デラックス・エディションが9月25日にリリースされることが決定している。

アルバム『サイン・オブ・ザ・タイムズ』は、自身のバンド「ザ・レボリューション」を解体し、自らのレコーディング・スタジオ、ペイズリー・パークを建設するなど、プリンスが新たなキャリアをスタートさせた、1987年発表の2枚組アルバムで、今回リリースとなる、スーパー・デラックス・エディションは、8枚のCDに収録される92曲のうち、63曲が未発表トラックで、そのうち45曲が1979年5月から、1987年7月までにレコーディングされたスタジオ曲となっている。

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