ピンク・フロイドのロジャー・ウォーターズはユダヤ人大富豪のシェルドン・アデルソンについてのコメントで反ユダヤ主義だと批判を受けている。
ロジャー・ウォーターズは中東報道研究機関とのインタヴューでの発言が批判されている。
インタヴューでロジャー・ウォーターズはシェルドン・アデルソンについて「ドナルド・トランプ大統領やマイク・ポンペオ、あと名前はなんだっけ、在イスラエル大使(デーヴィッド・フリードマン)の人形遣い」と評している。
「そしてシェルドン・アデルソンは右翼の人種差別主義の偏屈者で、人間に権利があるという考え方の第一歩も理解していないんだ」と彼は続けている。「シェルドン・アデルソンはユダヤ人だけしか完全な人間ではないと考えているんだ。いくつかのものを備えているとしてね」
「他の全員は彼らに仕える身だと考えているんだ。シェルドン・アデルソンはそう考えている。僕が言っているのはユダヤ人がそう考えているということではない。彼がそう考えていると言っているんだ。彼の頭の中には聖書についての妙な――彼がそう思ってるんだけどさ――観念があって、大イスラエルがあれば、世界のすべてはうまくいくと思っているんだ。歴史的にはパレスチナやヨルダンだった地域を占めるようにしてね。それらを一つにまとめて、イスラエルと呼び、選ばれた民だけに与えようとしているんだ」
ロジャー・ウォーターズは次のように続けている。「彼はクレイジーだよ。本当にクレイジーな男なんだ。残念ながらね。このクレイジーな男は途轍もなく裕福で、そして、思わず男性生殖器を表すPワードを言いそうになってしまったけど、ドナルド・トランプ大統領の小さなあれをポケットに握っているんだ」
インタヴューでロジャー・ウォーターズはミネソタ州で警官によってジョージ・フロイドが殺害された事件についてもイスラエルに責任があると述べている。ジョージ・フロイドの死によって世界各地ではブラック・ライヴス・マターと反人種差別主義の運動が巻き起こっている。
ロジャー・ウォーターズは膝で首を押さえる拘束方法はイスラエル空軍によって開発されたもので、その方法が約9分間にわたってジョージ・フロイドの死に使われたと主張している。
「あれはイスラエルのテクニックで、イスラエルの専門家がアメリカの武装警官に教えたものなんだ。その人物はアメリカ人なんだけど、アメリカに来て、黒人を殺害する方法を教えたんだ。こうしたテクニックを使って占領地でパレスチナ人をどれだけ効率的に殺害できるかを見せてきたんだ」とロジャー・ウォーターズは語っている。
「彼らはそれを誇りに思っているんだよ。誇りにね。イスラエル人は誇りにしているんだ。『どれだけ素晴らしいか見てくれ。学ぶことができるよ』ってね」
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