U2が、パリでの同時多発テロの犠牲者に追悼の意を表明している。
U2は11月15日に、フランスの首都でパフォーマンスをする予定だったが、バタクランでの襲撃を受けて公演をキャンセルしている。その代わりに、彼らはライヴハウスで行われた追悼式に参加している。
その後、ベルファストのSSEアリーナで公演を行ったU2は、“City Of Blinding Lights”の曲にのせて、エッフェル塔のマークと「Stronger Than Fear (恐怖に立ち向かえ)」や「Vive La France(フランスよ、永遠に)」といったメッセージをスクリーンに投影している。
その時の模様はこちらから。
ボノは、この悲劇をものともせずに、観客に向かってこう述べている。「僕たちは決して憎まない。なぜなら、愛が解決へと導いてくれるからなんだ」
U2はこのライヴで、2014年にリリースした最新作『ソングス・オブ・イノセンス』に収録されている曲のほか、定番の“Where The Streets Have No Name”、“With Or Without You”、“One”など、先日ロンドンのO2アリーナで行ったレジデンシー公演とほぼ同じ曲目を披露している。
一方で、118人が命を落としたとされるパリのバタクランの支配人は、パリ同時多発テロ後、初めてとなる声明を先日公開したが、将来かならずや再オープンする予定だとしている。
バタクランの共同支配人であるドミニク・ルヴァートは、銃撃の際は会場にいなかったとのことだが、米『ビルボード』誌を通して更なる声明を発表している。「もう一度オープンする予定です。間違いなくそうします。今後数ヶ月、数年にわたって重い心境が続くでしょう。でも、もう一度オープンします。諦める気はありません」
パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。
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