トム・ペティの遺産管理団体は6月20日にオクラホマ州タルサで開催されたドナルド・トランプ大統領の集会で1989年発表の楽曲“I Won’t Back Down”を無許可で使用されたことを受けて、使用停止命令を出している。
トム・ペティの遺族は集会を受けてソーシャル・メディアで次のように述べている。「ドナルド・トランプ大統領は多くのアメリカ国民と常識を置き去りにしている選挙キャンペーンでこの曲を使用する許可を得ていません」
「トム・ペティは彼の曲を憎しみのキャンペーンに使用されたいとは思わなかったと思います。彼は人々を結束させたかったのです」
— Tom Petty (@tompetty) June 21, 2020
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズの結成メンバーであるベンモント・テンチはインスタグラムへの投稿で次のように述べている。「僕らのバンドに関連した音楽をトランプに使わせることを許可したことはない」
過去数年にわたってリアーナやプリンスの遺産管理団体なども無許可で音楽を使用されたと使用停止命令を出している。
トム・ペティは2017年にサンタ・モニカで心肺停止によって亡くなっている。享年66歳だった。先日、トム・ペティについては妻と2人の娘の間で繰り広げられていた遺産や作品の管理をめぐる法廷闘争が和解に至っている。
トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズは『ザ・ベスト・オブ・エヴリシング』と題された38曲入りのコンピレーション・アルバムより未公開楽曲“For Real”の音源が公開されている。
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