プリンスは『パープル・レイン』のレコーディングで使用されたキーボードがオークションに出品される。
『ミュージック・レーダー』によれば、プリンスは1984年発表のアルバムとその後のライヴ・ツアーでヤマハのDX7を使用していた。
「キッスLP」、「ドープ・ドラム」、「アナザーLP1」といった手書きのプリセットのラベルはそのままとなっている。
キーボードは現地時間6月18日よりRRオークションに出品されており、25000ドルになるのではないかと見込まれている。他にもE-mu EMAXサンプラーやサイン入りの『パープル・レイン』のアルバム、手書きの歌詞やスケッチブックが出品されている。
元ペイズリー・パーク・スタジオのサウンド・エンジニアだったシェーン・T・ケラーが1995年に購入してヤマハのDX7を所有している。プリンスは当時ワーナーとの訴訟中で、1996年の来日公演の資金を出すためだったと言われている。
「サンプラーを必要としていると言ったら、当時のツアー・マネージャーだったスチュワート・ホワイトが返事をくれて、サンプラーを買うことができたんだ」とシェーン・T・ケラーは『ミュージック・レーダー』に語っている。「サンプラーに繋ぐキーボードも欲しかったから、新品は変えなかったんだけど、プリンスの古いキーボードがテック・ルームの後ろの棚にあることは知っていたんだ」
シェーン・T・ケラーは次のように続けている。「『パープル・メドレー』に取り組んでいる時にプリンスが『僕のDX7をほしいかい?』と訊いてきたんだ」
プリンスについては『パープル・レイン』ツアーで使用していたギターが来週行われるオークションで100万ドル(約1億円)の値をつけるのではないかと見られている。
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