イーグルス・オブ・デス・メタルのメンバーであり、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのフロントマンであるジョシュ・オムは、パリ同時多発テロを受けて自らのチャリティ団体「スウィート・スタッフ・ファンデーション」を通して犠牲者の遺族に寄付を行うことを表明している。
ジョシュ・オムは、ジェス・ヒューズと共にイーグルス・オブ・デス・メタルを結成し、アルバムではドラムを演奏しているが、ツアーには参加しておらず、パリの襲撃の現場にはいなかった。
「スウィート・スタッフ・ファンデーション」は以下のようなツイートを行っている。「このツイートに立ち止まっていただき、ありがとうございます。今は支援するべき時なのです。どうか寄付してください」集まった寄付金は、パリ全体の犠牲者の遺族に12月31日に寄付されるという。100ドル以上寄付した人には限定の「I Give」Tシャツが贈られるという。
Thank you for a moment to pause. Now time to help. Please donate. #paris #eodm #bataclan #dothesweetstuff pic.twitter.com/o7Cw0c1vE8
— Sweet Stuff FDN (@dothesweetstuff) November 17, 2015
「スウィート・スタッフ・ファンデーション」は、子供のための音楽教育と、ミュージック・コミュニティのメンバーや、病気や障害を抱えて暮らしている人への支援を目的として設立されている。
11月13日のパリにおける一連の襲撃では、少なくとも132人が亡くなり、350人が負傷したと報じられている。最大の被害を出すことになったのは、イーグルス・オブ・デス・メタルのライヴ会場となったバタクランで、118人が銃撃を受けて亡くなっている。
イーグルス・オブ・デス・メタルのマーチャンダイズ販売担当、ニック・アレキサンダーは、今回の襲撃で亡くなった初のイギリス人であることが確認されている。また、マーキュリー・レコードの海外製品担当部長であるトーマス・アヤドと『レザンロック』誌のレポーターのウィリアム・B・ドゥシャルフが亡くなったことも明らかになっている。
パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。
U2とフー・ファイターズは今回の同時多発テロを受けてパリでの公演と、ヨーロッパでの残りの公演をキャンセルしている。
一方、プロモーション会社、ライヴ・ネーションは、今回の襲撃を受けてUKでの安全対策を強化することを発表している。
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