パリのバタクランの支配人はパリ同時多発テロ後、初めてとなる声明を先日公開したが、将来かならずや再オープンする予定だとしている。
11月13日のパリにおける一連の襲撃では、少なくとも132人が亡くなり、350人が負傷したと報じられている。最大の被害を出すことになったのは、イーグルス・オブ・デス・メタルのライヴ会場となったバタクランで、118人が銃撃を受けて亡くなっている。
イーグルス・オブ・デス・メタルのマーチャンダイズ販売担当、ニック・アレキサンダーは、今回の襲撃で亡くなった初のイギリス人であることが確認されている。また、マーキュリー・レコードの海外製品担当部長であるトーマス・アヤドと『レザンロック』誌のレポーターのウィリアム・B・ドゥシャルフが亡くなったことも明らかになっている。
声明は11月16日の朝にツイッターで発表されている。「私たちの悲しみの深さを表すに足りる言葉が見つかりません」と始まり、「犠牲となった方々、負傷された方々とご家族のためにお祈りいたします」と続いている。
バタクランの共同支配人であるドミニク・ルヴァートは、銃撃の際は会場にいなかったとのことだが、米『ビルボード』誌を通して更なる声明を発表している。「もう一度オープンする予定です。間違いなくそうします。今後数ヶ月、数年にわたって重い心境が続くでしょう。でも、もう一度オープンします。諦める気はありません」
パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。
U2とフー・ファイターズは今回の同時多発テロを受けてパリでの公演と、ヨーロッパでの残りの公演をキャンセルしている。
一方、プロモーション会社、ライヴ・ネーションは、今回の襲撃を受けてUKでの安全対策を強化することを発表している。
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