TOM MARTIN/NME

Photo: TOM MARTIN/NME

日本では7月1日よりサービスを開始したアップルによる新たな音楽ストリーミング・サービス、アップル・ミュージックだが、ここ数年アップル・ミュージックのなかのラジオ・サービス「Beats 1」のプラットフォーム開発に取り組んできたナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがこのタイミングで取材に応えている。

米『ローリング・ストーン』誌の取材に応えたトレント・レズナーは最近の音楽活動について「いくつか取り組んでいるんだけど、模索中なんだ」と語り、具体的なリリースなどはまだ見えていないという。

「ここ1ヶ月で仕上げようと思っているのはレコードじゃないんだよね。ちょっとダークなものなんだけどね、今はただ面白そうなサウンドを手さぐりで探しているだけなんだ。何年かに一度、自分自身のことを改めて知るというか、アーティストとして何に興奮できるのかを知り、発見して、自分自身を再発明していくのって楽しいんだよね」

元々トレント・レズナーはドクター・ドレとジミー・アイオヴィンが設立したビーツ・ミュージックの最高クリエイティブ責任者を務めていたが、去年アップルがビーツ・ミュージックを買収した後も、トレント・レズナーはアップル・ミュージックのラジオ・サービス「Beats 1」の開発のためにビーツ・ミュージックに残ったのだという。

トレント・レズナーは次のように語っている。「素晴らしい体験を作り出すために、ナイン・インチ・ネイルズの活動を休止して取り組んできた甲斐が確かにあると思うよよ」

「Beats1」ではゼイン・ロウ、ドクター・ドレー、エルトン・ジョン、ジョシュ・オムらの番組が予定されている。

ナイン・インチ・ネイルズは2013年に最新アルバム『ヘジテイション・マークス』をリリースし、2014年にはサウンドガーデンとの北米ツアーを行っていた。トレント・レズナーはそのあいだに映画『ゴーン・ガール』のサウンドトラックも手掛けている。

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