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ブリング・ミー・ザ・ホライズンのオリヴァー・サイクスは世界各地で起きている人種的平等を求める抗議運動を受けてニュー・シングルのリリースを延期することを発表している。

先月、ブリング・ミー・ザ・ホライズンは“Parasite Eve”というニュー・シングルを6月10日にリリースすることを発表していた。新曲を一部公開する動画も彼らは公開していた。

しかし、今回、オリヴァー・サイクスは予定通りに新曲はリリースせずにジョージ・フロイドの死にたいする抗議運動が起きている間はそうしたくないと述べている。

アフリカン・アメリカ人であるジョージ・フロイドは白人の警察官によって5月25日に9分近く喉に膝を突きつけられて亡くなっており、息ができないという単眼も無視されたという。警官のデレク・ショーヴァンは罪が第2級殺人罪に引き上げられており、他の3人の警官も第2級殺人の幇助で訴追されている。

インスタグラムの投稿でオリヴァー・サイクスは次のように述べている。「知っている人もいると思うけど、今週新曲をリリースする予定だったんだ。でも、現在起きているこの途轍もない運動を前にして、今、重要なものが何かから目をそらしてしまうようなものをリリースしてプロモーションしたくないと思ったんだ」

「みんなが理解してくれることは分かっているよ。世界でも最高のファンだからね。そんなに長くは待たせないと約束するし、いいニュースとしては“Parasite Eve”の後もすぐに音楽を届ける予定なんだ。でも、今は健闘を続けて、続報を待っていてほしい」

ブリング・ミー・ザ・ホライズンは新型コロナウイルスによるロックダウンの中で2019年発表の『アモ』に続くアルバムに取り組んでいる。ブリング・ミー・ザ・ホライズンは昨年12月に8曲を収録したサプライズEP『ミュージック・トゥ・リッスン・トゥ』をリリースしている。

またオリヴァー・サイクスは初期のメタルコアのサウンドに回帰することをほのめかしており、動画で次のように述べている。「しゃがれた声が戻ってくるよ。2020年はしゃがれ声の年なんだ」

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