ラッシュのギタリストであるアレックス・ライフソンは今年1月にニール・パートが亡くなったことを受けて、もう音楽を演奏する気になれないと語っている。
ラジオのスポーツ番組「トーキン・ゴルフ」に出演したアレックス・ライフソンはニール・パートなしに演奏を続けることはあるかと尋ねられている。
「1月にニールが亡くなって以降、ほとんどギターを弾いてないんだ。やる気にならないというか、動かされないんだ」と彼は語っている。
「今のところは何かをする動機が生まれるかは分からないんだ。これまでの実績は間違いなく誇りに思っているし、今もなお音楽のことは愛している。でも、今はそれとは別なんだ」
アレックス・ライフソンはニール・パートが妻をガンで失った数カ月後にニール・パートの娘が交通事故で亡くなった時の心境に喩えている。
「あの時は1年くらい演奏しなかったからね」と彼は語っている。「今もそういう気分にはならないんだ。ギターを手にとっても、目的なくいじってみては、10分後には置いてしまっているんだよ」
ニール・パートは今年1月に3年に及ぶ膠芽腫との闘病の末に亡くなっている。フー・ファイターズのデイヴ・グロールはニール・パートについて次のように述べている。「その間違えようのないサウンドで私も含めた無数の人に影響を与え、何世代ものミュージシャンが2本のドラム・スティックを手に取り、夢を追うことになったのです。ドラミングだけでなく、その言葉も含めて、この優しく思慮深く聡明な人は私たちのラジオやターンテーブルを支配してみせたのです」
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