ムラ・マサはライヴ業界で黒人女性を育成する新たなプログラムに資金的に援助することを発表している。
ジョージ・フロイドの死を受けて音楽業界では連帯を示すために「ブラックアウト・チューズデイ」が開催されたが、ムラ・マサは沈黙する代わりに音楽業界における黒人女性の在り方を変えるプログラムに関わっていくことを明らかにしている。
インスタグラムでムラ・マサは次のように述べている。「音楽業界よ、沈黙しないでほしい。沈黙は求められているものではない。援助するんだ。リソースを分け合って、必要とされる声にスペースを与えて増幅するんだ。そして、自分や周りの人々に教育を与えていくんだ」
ムラ・マサは10人の黒人女性を対象として12週間のプログラムを開催することを発表し、音楽業界のライヴの現場において「有色人種の女性が深刻に欠如している」ことを指摘している。
ムラ・マサは次のように述べている。「僕のマネージメントとツアー・クルーが10人の黒人女性を対象にライヴ現場での仕事を教える無料の12週間に及ぶ授業を開催するんだ(特にハウス/ミキシング/モニター・エンジニアと照明といった仕事だね)」
「自分のライヴを作っていく時なんかも長い間話をしていたんだけど、こうした職業というのは有色人種の女性が深刻に欠如していて、そこから始まったんだ。それを変えたいんだよ。業界にいれば、これがどれだけ本当か分かってもらえると思う」
彼は次のように続けている。「このプロジェクトには資金面で個人的に関わっていくし、時間を割いて僕なりの手助けをするのが待ちきれないよ。沈黙したり怒りの声明を出すより、こうしたプログラムを作ったり援助したりすることに重きを置いて、資金を提供することを調べてもらうよう、あらゆるレベルの音楽業界の人々、特に権力や富を持っている人々にはたらきかけていくつもりだよ」
「何もしないせいでこうなったんだ。一緒に動いて、この機会を活かしてほしい」
46歳のジョージ・フロイドは警察との抗争の中で5月25日にミネアポリスで亡くなっている。アフリカン・アメリカ人であるジョージ・フロイドは逮捕される際に白人警察官によって首に膝を押し付けられて亡くなっている。警官のデレク・ショーヴァンは解雇されて、過失致死の第2級殺人で起訴されている。
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