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N.W.A.の“Fuck Tha Police”はジョージ・フロイドの死を受けてブラック・ライヴス・マターの機運が高まるなか、ストリーミングでの再生回数が急増している。

N.W.A.が1988年に発表した警察による残虐行為に反対する“Fuck Tha Police”は5月27日から6月1日にわたってストリーミング再生回数が272%増加している。

米『ローリング・ストーン』誌にデータを提供しているアルファ・データは5月31日と6月1日の2日間で765000回再生を記録したことを明かしている。

加えてチャイルディッシュ・ガンビーノの“This Is America”、YGが2016年に発表した楽曲“FDT”、ケンドリック・ラマーが2015年に発表した“Alright”も先週再生回数が増えている。

“This Is America”はここ何週かにわたってジョギング中に殺害されたアマード・アーベリーの事件を巡る人種差別について楽曲がTikTokで使われており、“Fuck Tha Police”が272%の増加を示した時期に149%の増加を示している。ケンドリック・ラマーの“Alright”も71%増加している。

他にもパブリック・エナミーの“Fight the Power”は89%、ディアンジェロの“The Charade”は122%、キラー・マイクの“Don’t Die”は542%、ビヨンセの“Freedom”は70%増加している。

昔の楽曲であるジェームス・ブラウンの“Say It Loud — I’m Black and I’m Proud”も455%、ニーナ・シモンの“I Wish I Knew How It Would Feel to Be Free”も34%増加している。

5月25日にミネアポリスでジョージ・フロイドが警察によって殺害された事件を受けてジェイ・Z、キラー・マイク、レディー・ガガ、ドクター・ドレーなど多くのアーティストが声を上げている。

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