リアーナやドクター・ドレー、レディー・ガガ、ハリー・スタイルズらは全米でジョージ・フロイドの事件を巡って抗議運動が起こる中でブラック・ライヴス・マターを支持することを表明している。
リアーナはジョージ・フロイドが殺害されてから「怒りと悲しさと荒廃した気分」を感じていると述べている。「日々、私と同じ人々がリンチされて殺害されるのを目にして、重い心境になったわ」と彼女はインスタグラムに綴っている。
46歳のジョージ・フロイドは警察との抗争の中で5月25日にミネアポリスで亡くなっている。アフリカン・アメリカ人であるジョージ・フロイドは逮捕される際に白人警察官によって首に膝を押し付けられて亡くなっている。警官のデレク・ショーヴァンは解雇されて、過失致死の第3級殺人で逮捕されている。
リアーナは次のように続けている。「血も凍るような苦しみを聞くのを避けるためにソーシャル・メディアから距離をとろうとも思ったわ。ジョージ・フロイドは何度も何度も命乞いをしていた。偏屈な殺人者で悪党の豚野郎である能なし、デレク・ショーヴァンの顔には純粋な喜びと快感が浮かんでいた。あいつが私を悩ませるの。振り切れないわ」
ドクター・ドレーはジョージ・フロイドの死についてアップル・ミュージックの『ヤング・マネー・ラジオ』で「あの状況や男性について傷ついたよ。まだ心が痛むんだ」と語っている。「黒人という意味で自分たちの首に膝を押し付けられているように感じた。すごく痛ましいよ。こうしたことが続いているわけだからね。『自分たちに何ができるんだろう? これを止めるためには何をする必要があるんだろう? これを止めるためには何が起きればいいんだろう? 止めなきゃいけないんだ。何が起きればいいんだ』って思うんだ」
一方、ビヨンセはインスタグラムに公開した映像で次のように語っている。「ジョージ・フロイドのための正義が必要よ。私たちはみんな白日の下の殺人を目撃したわ。私たちは傷つき、むかついている。この痛みを常態化することなどできない」キラー・マイクは暴力に頼る代わりに選挙で警官を打ち負かすよう黒人に呼びかける感動的なスピーチを行っている。
The whole country needs to stop right now and listen to Killer Mike. He’s verbalizing what a lot of us don’t know how to express pic.twitter.com/yiBEaicRGT
— ment (@mentnelson) May 30, 2020
カーディ・Bは変化は必ず起こると語る動画を投稿している。「人々が略奪して激怒するのを見て、『最後には私たちのことをふざけた奴らも耳を傾ける』と感じている」と彼女は語り、抗議運動の中で「人に傷ついてほしくない」としつつも、平和的なデモでは済まないことも理解していると述べている。
彼女は大統領選挙だけでなく地方選挙でも投票するようにフォロワーに呼びかけている。「私たちは市長に投票できるし、裁判官にも投票できる。地方検事も投票できる。こうした人に投票するのは大抵は警官やレッドネックで、こうしたひどいことが毎回起こるのはだからであり、あいつらに有利にはたらくのよ」
Spread pic.twitter.com/6V0HsGoTME
— iamcardib (@iamcardib) May 29, 2020
ハリー・スタイルズは自身の白人としての特権に言及しながら、黒人のコミュニティに共感を示している。「自分は恐怖感なしに日々いろんなことをしている。それは恵まれているからだよね。白人だから、日々恵まれているんだ」と彼はツイートしている。「人種差別主義者でないだけでは十分じゃなく、反人種差別主義者にならなきゃいけない。社会が結集した時に変化は実現する。抗議している人々に共感するよ」
I do things every day without fear, because I am privileged, and I am privileged every day because I am white.
Being not racist is not enough, we must be anti racist.
Social change is enacted when a society mobilizes.
I stand in solidarity with all of those protesting. pic.twitter.com/45MSXAWEJl— Harry Styles. (@Harry_Styles) May 30, 2020
マライア・キャリーもジョージ・フロイドの死に言及した動画を投稿している。
「この曲はファースト・アルバムのために書いた。今もまだ答えを探している」と彼女は1990年発表の“There’s Got to Be a Way”を歌う動画のキャプションに添えている。「変化を起こさなきゃいけない。黙っているわけにはいかない。常態化した偏見がなんであるのか理解できないわ。世界を一つにする手立てがきっとあるはずよ」
レディー・ガガも自身の見解を示し、ドナルド・トランプ大統領について「人種差別主義者が根付いたシステムを助長」する「人種差別主義者」にして「バカ」だと述べている。
「黒人コミュニティの声は長い間にわたって黙らされ、そうした沈黙は何度も何度も死によって照明されてきた。抗議のために何をしようとも、彼らを守ろうとする指導者からの共感を得られたことはなかった。アメリカでは市井の人々も人種差別主義者であり、それは事実よ。今は黒人コミュニティが他のコミュニティから支持されるべき重要な時であり、どの創造主を信じようと信じまいと、神の庇護に照らせば本質的に間違っているものを止めることができるわ」
— Lady Gaga (@ladygaga) May 31, 2020
先日、テイラー・スウィフトもこの事件を巡ったドナルド・トランプ大統領のツイートを批判している。
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