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マイルス・デイヴィスとの作品で知られる伝説的なジャズ・ドラマーのジミー・コブが亡くなった。享年91歳だった。

長年に及ぶ肺ガンとの闘病を経てジミー・コブは現地時間5月23日にマンハッタンで亡くなったことを妻のエレアナ・ティー・コブは「NPR」に対して認めている。

彼はサックス奏者のジョン・コルトレーンとジュリアン・“キャノンボール”・アダレイ、ベーシストのポール・チェンバーズ、ピアニストのビル・エヴァンス、そしてマイルス・デイヴィスと共に、マイルス・デイヴィスのファースト・グレート・セックステットのメンバーで、最後の存命のメンバーだった。

6人はマイルス・デイヴィスの1959年発表のアルバム『カインド・オブ・ブルー』をレコーディングしており、同作は史上最も影響を与えたジャズ・アルバムの1枚と考えられている。また、最も売れたジャズ・アルバムともなっており、500万枚のセールスを記録している。

彼はかつて米『ビルボード』誌に次のように述べている。「マイルスは常に違うものになろうとしていた。彼は行くべき場所を常に探していたんだ。彼は前に進もうとし、後ろを振り返ることはなかった。『カインド・オブ・ブルー』は彼のゴールへの新たな一歩だった。そういうことなんだよ」

ジミー・コブは1929年にワシントンD.C.に生まれ、サックス奏者のアール・ボスティックと共にツアーに出ることでキャリアを始めている。その後、ヴォーカリストのダイナ・ワシントン、ピアニストのウィントン・ケリー、サックス奏者のジュリアン・“キャノンボール”・アダレイに加わっている。

ジミー・コブは70年以上に及ぶキャリアの中でビリー・ホリデイやパール・ベイリーとも共演している。

妻のエレアナは『ニューヨーク・デイリー・ニュース』に次のように語っている。「彼は非常に特別な独特の人でした。アスリートのように天賦の才をもった恵まれたミュージシャンであり、素晴らしく楽しい性格の恵まれた人でした」

「彼は世界各地で演奏をしました。彼は最後まで精力的でした。彼が亡くなったのは大きなことで、非常に痛ましいです。少しショックを受けています」

ジミー・コブの最後のソロ・アルバムは2019年に発表された『ディス・アイ・ディグ・オブ・ユー』で、2人の娘を残している。

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