フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは新型コロナウイルスによるパンデミックの中でフィオナ・アップルが手助けになったと賛辞を寄せている。
『エンタテインメント・ウィークリー』誌の新たなインタヴューでデイヴ・グロールはこういう時にフィオナ・アップルの最新作『フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』があったことがありがたかったと語っている。
音楽が人々がロックダウンを乗り越える手助けとなっているのではないかと訊かれたデイヴ・グロールは次のように語っている。「その通りだよ。それは事実だね。フィオナ・アップルの新作については神に感謝するよ。長くかかったけど、素晴らしいんだ」
フィオナ・アップルの最新作『フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』は2012年発表の『アイドラー・ホイール』以来、ほぼ8年ぶりにリリースされたアルバムとなっている。
『フェッチ・ザ・ボルト・カッターズ』は世界中から高い評価を獲得しており、ネット媒体や紙媒体の批評を集計するメタクリティックでは98点という高得点を獲得している。
メタクリティックで高い得点を獲得している他の作品としては97点のブライアン・ウィルソンの『スマイル』、96点のケンドリック・ラマーの『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』、96点のニック・ケイヴ&ザ・バッド・シーズの『ゴースティーン』などがある。
一方、フー・ファイターズのデイヴ・グロールは来たるニュー・アルバムについてデヴィッド・ボウイが1983年に発表したアルバム『レッツ・ダンス』を引き合いに出して語っている。
フー・ファイターズは今年2月に通算10作目となるニュー・アルバムが完成したことを認めている。
「アンセム風の壮大なシンガロングできる曲に満ちているんだ。ダンス・アルバムとも言えるよ。EDMとか、ディスコとか、今どきのダンス・アルバムじゃないだけどさ。グルーヴがあるんだ。自分にとっては俺たちなりのデヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』なんだ。それが作りたかったものなんだ。すごく楽しいアルバムを作りたかったんだ」
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