Chris Sgroi / Press

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ザ・ナショナルのマット・バーニンガーは来たるソロ・アルバムよりタイトル曲となる“Serpentine Prison”が公開されている。

ブッカー・T・ジョーンズのプロデュースによるアルバム『サーペンタイン・プリズン』は10月2日にリリースされる。マット・バーニンガーは先月、コンコルド・レコーズ傘下のブッカー・T・ジョーンズによるレーベルであるブック・レコーズとアルバムをリリースする契約を結んだことが明らかになっていた。ショーン・オブライエンがプロデュースで参加した楽曲“Serpentine Prison”は2018年12月、ザ・ナショナルが『アイ・アム・イージー・トゥ・ファインド』をレコーディングした1週間後に書かれたもので、マット・バーニンガーは次のように述べている。「長い間、映画やミュージカル、その他のプロジェクトのために曲を書いてきたんだけど、他人の頭の中に入って、その感情を伝える必要があったんだ」

「それも好きなんだけど、俺は自分自身を掘り下げる準備ができていたし、この曲がそうやって初めてできた曲なんだ」

“Serpentine Prison”のミュージック・ビデオはこちらから。

“Serpentine Prison”という曲名はロサンゼルス国際空港近くにある海に流れ込む曲りくねった水道管から取ったものだという。アルバムにはマット・ブリック(ザ・ウォークメン)、ウォルター・マーティン(ザ・ウォークメン)、アンドリュー・バード、スコット・デヴェンドーフ(ザ・ナショナル)、ゲイル・アン・ドロシー(デヴィッド・ボウイ、レニー・クラヴィッツ)、ベン・レンツ(ベイルート)、カイル・レズニック(ベイルート)、ブレント・ノップフ(エル・ヴァイ、メノメナ)、ミッキー・ラファエル(ボブ・ディラン、ウィリー・ネルソン)、ハリソン・ウィットフォード(フィービー・ブリジャーズ)、マット・シーヒー(エル・ヴァイ、ロスト・ランダー)、ショーン・オブライエンなど、多くのゲストが参加している。

マット・バーニンガーは昨年12月『NME』にアルバムについて冗談を飛ばし、「世界で最高のソロ・アルバムではない」けれど、「トップ5」には入るとしている。

「やるにあたってジャンルは念頭になかったね」と彼は語っている。「聴いたことのないカヴァー曲があって、カントリーの曲やソウルの曲やそれ以外のものも歌っている。曲のスタイルについても考えなかったし、ザ・ナショナルやエル・ヴァイのようなサウンドは避けようとさえしたよ。異花受粉という感じでね。何かを後追いすることはなくて、ただいい曲を探したかったんだ」

「1人で何ができるかどうか見てみたかったんだ。最も素晴らしいミュージシャンで、最高にクールな人々を20人集めてみたんだ」

マット・バーニンガーは映像作品『ミステイクン・フォー・ストレンジャーズ』の続編を兄弟のトムと取り組んでいることも明かしている。

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