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メタリカが、パリのイーグルス・オブ・デス・メタルのライヴ会場で殺害されたユニバーサル・ミュージック・フランスのスタッフ、トーマス・アヤドに追悼の意を表明している。

トーマス・アヤドはユニバーサル・ミュージック・フランス傘下のマーキュリー・レコードに勤める、海外部門担当のプロジェクト・マネージャーだった。今回のテロの中で最も被害が大きく118人の犠牲者を出したバタクランのライヴ会場で殺害されたという。

ユニバーサル・ミュージック・グループの会長兼CEOであるルシアン・グランジはトーマス・アヤドの死亡を公式に発表しており、次のようにコメントを出している。「これは想像を絶する恐ろしい悲劇です。UMGのスタッフ全員を代表し、私たちは彼の両親、友人、そして家族に深い哀悼の意を捧げます」

ジャスティン・ビーバーと、ザ・ローリング・ストーンズのギタリストであるキース・リチャーズは、トーマス・アヤドの死が公表された後、メッセージを投稿している。

メタリカは11月18日に次のメッセージを投稿している。「この8年間、ユニバーサル・ミュージック・フランスのトーマス・アヤドと一緒に仕事ができたことは幸運でした。トーマスは公には“プロジェクト・マネージャー”という肩書でしたが、私たちが知っているのはメタリカの家族、ファン、友人、そしてフランスを訪れる度にあたたかくサポートしてくれる、よく知る仲としての彼でした。金曜日にバタクランでトーマスを亡くし、私たちの誰もがまだその事実を受け入れられずにいます。このようなつらい時期に、私たちの思いはトーマスの友人、家族、同僚、そしてパリに暮らすすべての人と共にあります」

11月13日のパリにおける一連の襲撃で、少なくとも132人が亡くなり、350人が負傷したと報じられている。

パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。

U2フー・ファイターズは今回の同時多発テロを受けてパリでの公演と、ヨーロッパでの残りの公演をキャンセルしている。

一方、プロモーション会社、ライヴ・ネーションは、今回の襲撃を受けてUKでの安全対策を強化することを発表している。

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