Jenn Five/NME

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ザ・1975のマット・ヒーリーは新型コロナウイルスのパンデミックが収束した暁にはツアーはより環境に優しいものになるだろうと語っている。

『ID』誌のインタヴューでマット・ヒーリーはライヴについて「巡礼」と評したものの、ライヴが続いていくためにはより持続可能なものになる必要があると語っている。

彼は次のように語っている。「ライヴ・ミュージックをなくすことになるとは思わないよ。だって、ライヴで(アーティストに)触れることにはすごくパワフルなものがあるからね。巡礼みたいなものなんだよ。夜、ライヴをやらないことは考えているけどね。カーボン・ニュートラルな黒のテントを建てて、そこに光を取り込んで、アーティスティックな形でそれを照明として使うんだ」

「分からないけどね。これまでやっていることを続けて、それを社会に受け入れさせるために操作するという考えは終わったんだよ。何かしらの犠牲が必要なんだ」

新型コロナウイルスのためにフィンズベリー・パーク公演が延期となったザ・1975だが、マット・ヒーリーは新型コロナウイルスのパンデミックの後は気候変動に取り組む新たな「機会」となるはずだと語っている。

彼は次のように続けている。「ライヴ・ミュージックとは何なのか、何が重要なのかを考えなくちゃいけないよね。環境の危機を真剣に捉える機会として考えたいね」

「新しい世界に行って、これまでのようなものをもう一度作って、ダメになるのを待つなんてことはできないわけでさ。だから、気候変動に取り組むのを始めるんだよ。今、取り組む必要があるんだ」

ザ・1975は持続可能なツアーにもこれまで取り組んできており、延期となったフィンズベリー・パーク公演は「フィンスベリー・パーク史上で最も環境にやさしい公演」と謳われており、追跡可能な水素化植物油を使って公演全体の電源は賄われ、ペーパーレス・チケットを導入し、周辺のハーリンゲイ区、ハックニー区、イズリントン区に1975本の植樹を行う予定となっていた。

ザ・1975は5月22日に通算4作目となる『仮定形に関する注釈』がリリースされる。

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