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ミューズのフロントマンであるマシュー・ベラミーはジェフ・バックリィのギターを購入したことを明かし、ミューズの次のアルバムで使うつもりだと語っている。

『ギター・ワールド』誌のインタヴューでマシュー・ベラミーはジェフ・バックリィが名作『グレース』をレコーディングするのに使ったフェンダーの1983年ブロンド・テレキャスターを購入したと語っている。ジェフ・バックリィは“Hallelujah”のレコーディングでこのギターを使ったという。

『ギター・ワールド』誌にマシュー・ベラミーは次のように語っている。「言っておきたいのはジェフ・バックリィが『グレース』のレコーディングに使用したギターを購入したってことでね」

「彼の家族だったりに話を聞いて、ちゃんと由緒あるものであることを証明するためにチーム全体でやるべきことをやったんだ。それでなんとか認証されて、『グレース』や“Hallelujah”をレコーディングしたテレキャスターを入手することができたんだ」

彼は次のように続けている。「『手に入れたものを見て』という感じで、ジェフの写真と共に壁に飾っておくために、このギターを買ったわけじゃないんだ。使用して、このギターを音楽の一部とし続ける目的で購入したんだ。これが彼の望んでいることを願うよ」

ギターのサウンドについてマシュー・ベラミーは次のように続けている。「変わったサウンドなんだ。他のテレキャスターとは違うんだよね。部品も調べてみたんだけど、何も変えられていないんだ。ただ、ピックアップ、何らかの理由で製造者がネック・ピックアップでミスを犯していたらしく、ちょっと位相がズレているんだよ。コイルの巻き方が変わっているみたいんだよね」

「簡潔に言うと、つるっとした明るいサウンドなんだ。これまで使ったギターとは違うサウンドなんだ」

マシュー・ベラミーはこのギターをジェフ・バックリィの親友であるジャニーン・ニコルスが所有している時に見つけたと語っている。ジャニーン・ニコルスはニューヨークで暮らしていたが、自宅が泥棒にあったのを受けてテレキャスターをマシュー・ベラミーに貸してくれたという。

彼は次のように語っている。「これは彼女のギターなんだ。当時、ジェフ・バックリィはいいギターを持っていなくてツアーに出る時に彼女がギターを貸したんだ」

「彼女はギターと共に長い手紙をくれてね。彼女は壁に飾っておく人じゃなく、演奏してもらえる人に譲りたいと書いてあったんだ」とマシュー・ベラミーは述べている。「それで自分がやることにしたんだ。それで、ギターが弾いてもらえるように自分が彼女の手紙に応えることにしたんだ」

マシュー・ベラミーは既にこのギターを使ってレコーディングを行ったことを明かしており、次のミューズのアルバムで使いたいと考えていることを明かしている。「既に使っていて、ジェイディッド・ハーツ・クラブによるカヴァーをやったんだ。でも、次のミューズのアルバムでいろいろ使いたいと思っているよ」

先日、マシュー・ベラミーは新型コロナウイルスによるロックダウン中に制作したソロ・シングル“Tomorrow’s World”の音源が公開されている。

音源はこちらから。

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