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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは新型コロナウイルスのパンデミックによって屋外でライヴをすることを「想像するのが難しくなった」ことを認めている。

フー・ファイターズは「ヴァン・ツアー」と題した北米ツアーやヨーロッパ・ツアー、フェスティバル出演を2021年に延期している。

これを受けてデイヴ・グロールは『ジ・アトランティック』に今後どうなるか、コンサートをやることの意義について長文を寄せている。

2001年にU2の『エレヴェーション』ツアーを観に行った時のことに触れて、「すごく生々しくパーソナルな雰囲気で忘れられないコンサート」だったと評し、フー・ファイターズが自身の公演をやった時にブルース・スプリングスティーンが一般の客席で観たことに触れ、次のように述べている。「どこで観ますかと訊いたら、みんなと同じように観客の中がいいって言われたんだ。当然、彼はそうしたよ。そうした繋がりも求めていたんだ」

デイヴ・グロールは将来、ライヴを再びやることについての懸念について述べている。

「もう一度、こうした経験を想像するのが難しくなっているよね。大声で肩を組んで歌って、ドキドキして、身体を動かして、魂を弾けさせるのが安全になるのがいつか分からないわけでさ。でも、もう一度そうするということは分かっているよ。そうしなければならないからね」

「これは選ぶことじゃない。僕らは人間だからね。僕らは1人じゃないと安心させる瞬間が必要なんだ。僕らは理解されなければならず、僕らは不完全で、最も重要なのは僕らはお互いを必要としているということなんだ」

「自分は僕らの公演に来てくれる人と音楽や言葉や人生を分け合ってきた。そして、彼らはその声を分けてくれた。観客が、汗をかきながら叫んでくれる観客がいなかったら、自分の曲はただの音でしかなくなってしまう。でも、一緒になると、毎晩築き上げてきた音の教会という楽器になるんだ。そして、間違いなくもう一度築き上げることになるんだよ」

先日、フー・ファイターズは2006年の『スキン・アンド・ボーンズ』ツアーの全編映像を公開している。

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