Jenn Five/NME

Photo: Jenn Five/NME

ザ・1975のマット・ヒーリーはドバイ公演で男性にキスした件について振り返り、自分が「無責任のように感じた」と語っている。

これは2019年8月にアラブ首長国連邦で行ったライヴで起こったもので、同国では同性愛行為が禁じられており、罰金や実刑を受けるk農政がある。

新たなインタヴューでマット・ヒーリーはファンを危険にさらすことになる行為がオンラインで批判を受けたことについて振り返っている。“Loving Someone”の演奏中に同性愛のプライド・フラッグがスクリーンには映し出され、それによってザ・1975は警備員からステージを引きずり降ろされそうになったという。

その代わりにマット・ヒーリーは観客のところに降りていき、「結婚してほしい」というカードを挙げていた男性ファンを抱きしめている。「彼が『キスを してもいい?』と言ってね。僕としては『なぜしないんだ?』と言ったよ」と彼は『サンデー・タイムズ』紙に説明している。

彼は当局が彼を逮捕しようとしたが、それは避けられたものの、ツイッターでの反応を見て「警察に行って、自ら出頭する」ことを考えたと述べている。「日本に着いた時にあれについて読んだんだけど、自分が無責任のように感じてね。それで『クソ』と思ったんだ」

「もちろん、僕は人を危険に晒すつもりはない。でも、純粋にポップ・カルチャーにおいて声を持てたら、声を持たない人たちを支持したかったんだよ。それが自分の立つ基本原理だよね」

ザ・1975は5月22日に通算4作目となるニュー・アルバム『仮定形に関する注釈』がリリースされる。

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