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ザ・ローリング・ストーンズのミック・ジャガーやボブ・ディランら、多くのミュージシャンから亡くなったリトル・リチャードに追悼の声が寄せられている。

リトル・リチャードは現地時間5月9日に亡くなったとのことで、息子のダニー・ジョーンズ・ペニマンは米『ローリング・ストーン』誌に訃報を認めている。ただし、死因については明らかになっていない。

ミック・ジャガーはインスタグラムに心のこもった長文を投稿している。「リトル・リチャードが亡くなったことを聞いて本当に悲しい。彼は10代の頃、自分にとって最大の影響を受けた人であり、今聴いても50年代中盤に彼が初めて音楽シーンに出てきた時と同じ生々しく刺激的なエネルギーを持っている」

「彼とツアーを回った時、毎晩彼の動きを見て、観客を巻き込んで楽しませる方法を学んだ。僕にアドバイスをくれる、常に寛大な人だった。彼のポピュラー・ミュージックへの貢献はおおきなものだよ。リトル・リチャードのことを惜しむだろうね。神の御加護を」

ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンは次のように述べている。「リトル・リチャードのことを聞いたけど、残念だよ。彼はその始まりからそこにいて、ロックンロールする方法を僕らに見せてくれたんだ。彼はすごい才能であり、惜しまれることになるだろう。リトル・リチャードの音楽は永遠に残るんだ」

ボブ・ディランはフェイスブックで次のように述べている。「リトル・リチャードの訃報を聞いたところで悲しんでいる。僕がまだ幼い頃から、彼は憧れの存在で道標となる人だった。僕がやってきたことをやるように、彼独自の精神が動かしてくれたんだ」

「90年代初頭にヨーロッパで彼といくつかの公演をやったけど、何度も彼の楽屋で過ごしたよ。彼はいつも寛大で、やさしく、謙虚だった。パフォーマー、ミュージシャンとしてはなおダイナマイトで、今なお彼からは多くの学ぶことがある。存在として彼は常に初めて聴いた時のリトル・リチャードと同じで、歳を重ねたことにおののき、僕はいつも同じ少年となるんだ。当然のことながら、彼は永遠に生きることになる。でも、人生の一部が失われてしまったようだよ」

https://www.facebook.com/bobdylan/posts/10163359789960696

フー・ファイターズのデイヴ・グロールはサイン入りのリトル・リチャードの写真をツイッターに投稿している。「昔、訊かれたことがあるんだ。『誰か1人に会えるとしたら、誰にする?』ってね。僕はいつもリトル・リチャードだと言ってきた。だって、僕にとって彼はロックンロールにおける最も楽しく反抗的な革新者だった。その種を育ててくれたことに感謝している。彼の音楽のおかげでこの世界はより幸せな場所になったんだ」

本名をリチャード・ウェイン・ペニマンというリトル・リチャードはロックンロールの創始者の1人として知られ、その大胆なスタイルと自由奔放なアティテュードで知られている。

「ロックンロールの革新者にして創始者にして立役者」と呼ばれた彼は世界各地の音楽に計り知れない影響を与えており、ザ・ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、デヴィッド・ボウイ、エルトン・ジョンなど、数え切れない影響を与えている。

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