ザ・ビートルズのポール・マッカートニーとリンゴ・スターによる未発表トラックがオークションに出品されるという。
リンゴ・スターが1992年に発表したソロ・アルバム『タイム・テイクス・タイム』のために2人によって書かれた“Angel In Disguise”はデモが制作されたものの、アルバムには収録されていない。
今回、元ラジオ・ルクセンブルクのDJだったトニー・プリンスによって競売に出されるとのことで、予想額は2万ポンド(約270万円)の落札額が見込まれている。
落札額の4分の1は新型コロナウイルスを受けての国民保険サービスへのチャリティに寄付される。
デモ・テープには“Angel In Disguise”の2バージョンが収録されており、他の楽器陣やバッキング・ヴォーカルと共に1つはポール・マッカートニーのヴォーカルで、もう1つはリンゴ・スターのヴォーカルだという。
リンゴ・スターのデモ音源についてはカセットテープに収録された“Everyone Wins”も5月19日に他の品々と共にオメガ・オークションに出品される。
「これまでリリースされたり聴かれたことのない音源を出品できるのは素晴らしいことです」とオメガ・オークションのポール・フェアウェザーはBBCに語っている。
「アルバムに収録されれるのに十分な楽曲だったと感じていますし、もしポールが自分でリリースしていたら、ヒットになっていたことでしょう」
トニー・プリンスが出品するものの中には1977年にエルヴィス・プレスリーが亡くなったことが生放送で伝えられた後、送られた手紙や書類も含まれている。
また、ポール・マッカートニーと妻のリンダ・マッカートニーによるサインも販売される。
一方、ポール・マッカートニーはレディー・ガガがキュレーションを手掛けた「ワン・ワールド:トゥギャザー・アット・ホーム」に出演して、ザ・ビートルズの“Lady Madonna”を披露している。
「世界中の医療従事者という真のヒーローを讃える今晩のこの番組に参加できて光栄だよ」とポール・マッカートニーはパフォーマンスの前に語っている。
「新型コロナウイルスのパンデミックは世界的な危機だ。グローバルなスケールで闘うために全員が協力しなければいけない」と彼は続けている。「世界の指導者に世界中の医療システムを強化しなければならないと言っていこう。そうして、こんな危機が二度と起こらないようにするんだ」
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