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11月20日に通算3作目となるニュー・アルバム『25』をリリースするアデルだが、『オブザーバー・ミュージック』誌の独占インタヴューで、過去の恋愛から学んだことなどについて語っている。

「当たり前だけど、新たに誰かを愛さない限りは、過去の愛についてだって学べない。私は今そんな状況にいるの。今のパートナーに対する私の愛は深くて、そして真実よ。そのおかげで、私はようやく元彼に対しても素直になれるようになったの。私はもう大丈夫ってことを伝えたい」

“When We Were Young”は、今週リリースされるアデルのニュー・アルバム『25』の収録曲の中で、おそらく最も魂のこもった曲であろう。若い彼女に別れを告げた昔のボーイフレンドに対する気持ちを率直に歌っている。

しかし、アデルは、自身の才能と、地に足の着いた生活の両方を維持するということは容易ではなかったと告白している。彼女は有名になる前の自分を維持するために、多くの高額オファーを辞退してきたことを明かしている。

「断ったもの? それはもういろいろなものよ。本当に、もう何でも。本、服、食品、飲料、それから、これが一番面白いかもしれないけど、フィットネス関係とかね……あとは自動車会社との契約。おもちゃ、アプリ、ろうそく。マニキュアも宣伝したくないわ、オファーはありがたいけどね。100万ポンド(約1億8500万円)で誕生日に歌を歌ってほしいとか。どうせやるなら無料でやるわ」

この数年の間、連絡を取りづらい人物として有名になったアデルだが、現在27歳となった彼女は、自身が消息を絶っていたということに関しては否定し、今は新作についてのファンやメディアによる評価に気をもんでいると告白している。

「私は世捨て人なんかじゃないのよ。お願いだから私にそんなイメージは持たないで。買い物や公園、美術館にだって普通に行ってたわ。ただ、写真を撮られてなかったってだけよ」

アデルは、ニュー・アルバムでは有名人としての生き方は一切歌っていないと語っており、「自分の作品で『有名人としての私』について書くことなんて絶対ないわ。そんなのどうだっていいじゃない?」と説明する。また、レコーディングへの復帰は、息子に自分が働く姿を見せたいと望んだことが大きな理由だと述べている。「人の上に立っている母親の姿を見てほしかったの」

また、洗濯などの一般的な家事をこなすことが、セレブのような生活を避ける助けになっているともいい、誰かに何かをやってもらうのが当たり前だと感じるようになると危険だと語る。

「そういう瞬間が自分にもあったの。それに気づいた時は恐ろしくなったわ。確か、あれは本当に簡単な、洗濯か何かだったと思う。なのに、それを自分でやる気が起きなかったのよ。きれいな服がないことに、ただイライラしていたの。それに気づいて、自分でやらなきゃダメだ!って思い直したのよね」

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