フー・ファイターズのデイヴ・グロールは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて豪華スターが“Times Like These”をカヴァーしたことの喜びを表している。
これは「過去最大のライヴ・ラウンジ」と銘打って行われたもので、豪華ミュージシャンがフー・ファイターズの名曲を自宅からカヴァーするものになるという。このカヴァーの収益はすべてコミック・リリーフとチルドレン・イン・ニードに分配される。
カヴァーにはフー・ファイターズをはじめ、デュア・リパ、コールドプレイのクリス・マーティン、エリー・ゴールディング、ビッフィ・クライロ、ヤングブラッド、アン・マリー、メイベル、ロイヤル・ブラッド、ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、ザラ・ラーソンらが参加している。
デイヴ・グロールはBBCのゾーイ・ボールに今回の取り組みに楽曲が使われたことへの喜びを語っている。「数週間前にBBCがプロジェクトを形にしたいと考えていると電話をもらってね。俺たちの曲の一つが使われて、素晴らしい多くのアーティストがそれを歌うと聞いて、嬉しかったよ」
彼は次のように続けている。「こういう形で使われることは意義深いし、感動したよ。自分の音楽人生でも最大の瞬間の一つだよね」
デュア・リパは今回のプロジェクトについて次のように語っている。「この楽曲をみんなで集まって一緒に演奏できるなんて本当に光栄です(皆さんに聴いていただくのが待ちきれないです!)。この難しい時間を世界中の皆さんが、どう過ごされているかということに思いを馳せています。みなさんを愛しています」
プロジェクトのプロデューサーを務めたフレイザー・T・スミスは次のように語っている。「ライヴ・ラウンジのチームからフー・ファイターズの名曲“Times Like These”を、信じられないほど豪華なアーティストの皆さんを集めて、離れ離れの場所でレコーディングをしたいと伺った時には、さすがに難しいのではと思いました。我々は、とんでもなく高級なスタジオを使うなどといったズルをするのではなく、携帯電話や、鍋、フライパンやアコースティックギターなどを使って真摯にアーティストや楽曲の輝きを、家に居ながらにして収録することにしました。今日までのやり方と全く違った芸術的なアプローチでこのシングルを作り上げることができました。この歌詞は難しい状況下にある今、特段響きます。この楽曲の収益が、世界中を苦しめる新型コロナウイルスによる窮状に対して貢献できることを祈っています」
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