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マドンナはかつてマイケル・ジャクソンにミュージック・ビデオで「女性の格好を」するように言ったことが明らかになっている。

マライア・キャリーやトニ・ブラクストン、ボーイズⅡメンのヒット曲を手掛けてきたケネス・“ベイビーフェイス”・エドモンズは現地時間4月20日にテディ・ライリーと勝負したヴァーサスでのバトルでこの事実を明らかにしている。

ヴァーサスはインスタグラム・ライヴでアーティストやプロデューサーが音楽でバトルを行うための新しいフォームで、参加者は自身のディスコグラフィーから20曲を交互にかけていくものとなっている。勝者はティンバランドとスウィズ・ビーツによって判断される。

テディ・ライリーがプロデュースを手掛けたマイケル・ジャクソンの楽曲“In The Closet”をかけると、ベイビーフェイスはマイケル・ジャクソンとマドンナの逸話を思い返している。

ベイビーフェイスはマイケル・ジャクソンに次のように言われたという。「ベイビーフェイス、彼女は僕に女性の格好をさせようとしてきたんだけど、信じられる?」

ベイビーフェイスは次のように続けている。「彼は『そんな事絶対にしないよ』と言っていた。『彼女は全部のイメージを変えようとしてきたんだけど、そんなのクレイジーだよね』と彼は言っていてね。かなり怒っていたよ」

マイケル・ジャクソンとマドンナは1991年発表のアルバム『デンジャラス』に収録の“In The Closet”でコラボレーションをする予定となっていて、マイケル・ジャクソンは曲名から浮かぶ歌詞をマドンナに書くように依頼していたという。

「私は詞を書いて、アイディアなんかも出して、彼に送ったのよ。でも、彼は気に入らなかったみたいね」とマドンナは1992年に米『ローリング・ストーン』誌に語っている。「彼が求めていたのは挑発的な曲名だったんだと思う。曲の内容は求めていなかったのよ。タイトルに沿うようなものはね」

最終的に“In The Closet”はソロの楽曲としてリリースされて、ミュージック・ビデオにはナオミ・キャンベルが出演している。

ヴァーサスについてティンバランドは『NME』に次のように語っている。「これは俺たちに何かを感じさせてくれた音楽的ヒーローを讃えるものなんだ。今のような状況を与えられて、恩返しをしたかったんだ。教育でもある。音楽やクリエイターのこと、こうしたフィーリングがどこから生まれるのか、それを伝えたいんだよ」

スウィズ・ビーツは次のように続けている。「役立つし、教育的で、興味深くもある。そして音楽だよね。人々は音楽が大好きだ。素晴らしい音楽をね。やりたかったのは素晴らしい音楽の構造を讃えることになんだ。ソングライターにせよ、プロデューサーにせよね。そして、様々なエリアや場所にそれを持ち込みたいんだよ」

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