Ed Miles/NME

Photo: Ed Miles/NME

フォールズのフロントマン、ヤニス・フィリッパケスは、コンサートでみんなが楽しめるよう、会場内での安全をファンに呼びかけている。

ヤニス・フィリッパケスは、最近行われた彼らのライヴでの一部の観客の振る舞いについて「ピットではお互いを思いやろう。ライヴ会場は女性ファンに対して、セクハラ行為をする場ではないんだ」とツイートしていた。

雑誌『DIY』の取材で、彼はそのツイートについて詳しく語っている。「何かで読んだけど、ある女の子が、あるモッシュピットでの扱われ方について不満をもらしていたんだ」

「以前はモッシュが好きだったし、衝突や暴力はモッシュにつきものだ。特にサークルピットがそうだけど、だからこそ常識っていうのがあると思うんだ」

「でも、俺たちのライヴに限らず、ここ何年もの間に、不本意にそういう事に巻き込まれる人たちを見てきたし、その場にいた人に同情するよ。ライヴを楽しめなかったり、恐怖や不安を感じている人たちがいたら、俺に言えることは『周りに注意してくれ』くらいしかないんだ」

「不当な扱いを受けている女の子たちの存在が認知されてきているんだよ。自分の性欲を満たすためのクソみたいな行為が横行しているけど、そういうニュースは耳にしたくないね」

そうコメントしているものの、ヤニス・フィリッパケスはファンのクラウドサーフは認めてほしいと言っている。「ファンがハメを外せないライヴにはしたくないんだ」

「ロック・ライヴのいいところは、時にはモッシュやサークルピット、クラウドサーフでみんなが熱狂的になれることだと思う」

「そういうのには大賛成だけど、熱狂することと相手に気を配ることのバランスが大切なんだと思う。でも、いかがわしい行動は許されないよ。モッシュピットと痴漢行為は違う。言うまでもないけどね」

ヤニス・フィリッパケスは、最近ツイッターでパリ同時多発テロについて哀悼の意を示したアーティストの1人となっている。

パリに友人を持つミュージシャンや過去にバタクランで公演を行ったミュージシャンなど、世界中のミュージシャンがテロへの恐怖とともに事件への反応を示している。テイラー・スウィフト、ファレル・ウィリアムス、ジャスティン・ビーバー、ジャレッド・レト、AC/DC、サム・スミス、スヌープ・ドッグ、ジャスティン・ティンバーレイクらがメッセージを寄せている。

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