フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、先日公開されたカート・コバーンのドキュメンタリー映画『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』をまだ観ていないことを明かしている。
ニルヴァーナのドラマーであったにもかかわらず、デイヴはこのドキュメンタリー映画に出演していない。理由は撮影期間のあいだ多忙であったためとされている。今回『ワシントン・ポスト」紙による取材に対し、デイヴは映画を見るのが「怖い」と打ち明けている。
「子供時代の映像なんかをすべて見たら、悲しくなると思う。おまけに最後の悲しい出来事は観るに堪えないよ」
インタヴューではデイヴ・グロールが「ある夜、ベッドで妻の横に横たわっていたとき」テレビで「映画の一部を観た」ことも明かされている。デイヴは「寝返りを打って眠りについた」という。
コートニー・ラヴやクリス・ノヴォセリックが出演しているにもかかわらず、デイヴ・グロールが出演していないことについて監督のブレット・モーゲンは今年5月にこう語っている。「デイヴには2014年の4月にインタビューの依頼をしたんだ。デイヴは映画が完成した3週間後にインタビューに応じてくれたんだよ。インタビューはすごく良かったんだけど、残念ながら映画に入れるには遅すぎたんだよね」
メルヴィンズのフロントマン、バズ・オズボーンは『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』の正確性について語っており、彼によると映画の90%は「嘘っぱち」だという。
「カート・コバーンにとってあの映画が良い遺産にはならないと思う……。俺はあれが真実じゃないと知っている。簡単なことだよ。多くの人が、映画のすべて――もしくはほとんど――が真実だと思い込もうとするだろう。映画は完全に公認のものだし、家族が出演しているからな」
「コートニー・ラヴの言葉を引用したければ、すればいいさ。それで気が済むか? だとしたら、彼女の言ったことがすべてになる。そうだろ。それが真実ってことなんだ、別にいいよ。俺はそれでいい。それで皆の気が済むんだったら、俺は別にいいんだ」
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