ジェフ・ベック&ジョニー・デップはジョン・レノンの“Isolation”のカヴァー音源が公開されている。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、ジョン・レノンの名曲をカヴァーしたのはジェフ・ベック&ジョニー・デップが初めてではなく、ダーティー・プロジェクターズも“Isolation”のカヴァーを先日公開していた。
ジェフ・ベック&ジョニー・デップの音源はこちらから。
この曲はジェフ・ベックがギターを、そしてジョニー・デップがヴォーカルを担当しており、ジェフ・ベックの長年のコラボレイターでもあるドラマーのヴィニー・カリウタとベーシストのロンダ・スミスが参加している。
ジェフ・ベックは今回のカヴァーについて次のように語っている。「ジョニーと俺はここのところしばらく一緒に音楽を作ってきたんだけど、この曲は昨年一緒にスタジオに入ってレコーディングした時にできた音源なんだ。こんなに早いタイミングでこの曲をリリースするとは思っていなかったんだけど、現在のこのハードな状況や、このチャレンジングな時期に本当の“孤独=Isolation”を感じている人たちのことを考え、今こそこの曲を皆に届ける時だ、と感じたのさ。ジョニーと俺が作り上げた音楽は他にもあって、他の曲もまもなく皆に届けようと思っているけど、その時まで、ジョン・レノンの偉大な楽曲を俺たちなりにアレンジしたこの曲を聴いて、ちょっとでも心を休めて、連帯感を感じてもらえたらいいな、と思っている」
ジョニー・デップは次のように続けている。「ジェフ・ベックと俺はこの“Isolation”を去年レコーディングしたんだ。美しいジョン・レノンの曲を俺たちなりに料理してね。この曲にある『We’re afraid of everyone. Afraid of the Sun!(僕達は皆を恐れている、太陽さえも恐れている!)』というジョンの歌詞は、今のこの状況において非常に意味深い言葉だ、とジェフと俺は感じたのさ。この曲は孤独についての歌であり、恐怖や俺達の世界への現存する危機ついて歌っている。だからこそ、俺達はこの曲を皆に届けたいと思ったのさ、今この瞬間を意味あるものに感じたり、ともにこの孤独な状況を耐えながら時を過ごしていく何かの助けになれば嬉しいよ」
ジェフ・ベックとジョニー・デップは昨年2019年9月にテキサスで行われたエリック・クラプトンが主催するクロスローズ・ギター・フェスティバルでも共演を果たしていた。
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