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アメリカの医療専門家は新型コロナウイルスのパンデミックを踏まえてフェスティバルやコンサートは来年の秋まで開催できないのではないかという予想を発表している。

『ニューヨーク・タイムズ』が主催した討論会で、生命倫理学者で医学博士のジーキ・エマニュエルは今年後半に音楽イベントなどを延期しているプロモーターについて「それを妥当な選択肢として考えている」のが「理解」できないと述べている。

「大勢の人が集まるもの、会議やコンサート、スポーツ・イベントなどについて、人々は2020年10月に延期すると言いますが、それを妥当な選択肢として考えているのが理解できません。私はそうしたものは最後に戻ってくるものだと思っています」とジーキ・エマニュエルはビデオ討論会で述べている。

「現実的に最速でも2021年秋ではないかと私たちは話しています」

グラストンベリー・フェスティバル、ハイド・パーク公演、ガヴァナーズ・ボールなどを含め世界中の音楽フェスティバルが2020年には中止されている。

一方で、今年後半に延期されているものもあり、コーチェラ・フェスティバルは4月から10月に延期しており、南米のロラパルーザ、ライヴ・アット・リーズ・フェスティバル、J・コールのドリームヴィル・フェスティバルも延期されている。

あと数ヶ月でのアメリカ経済の全体的な再始動についてジーキ・エマニュエルは「楽観的」にはなれないとも語っている。「経済の再開は段階ごとに行われなければならず、リスクの少ない人々を職場に復帰させるには、物理的な距離をとる形で始めなければなりません」

「建築、製造、事務といった職種では6フィートの距離を維持することが早めに始めるには合理的です」

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