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ザ・ナショナルはツアー・クルーのために寄付を募る「共同イベント」として毎週ライヴ映像を配信することをスタートさせている。

これは新型コロナウイルス感染拡大が続くなか発表されたもので、パンデミックは音楽業界に大きな打撃を与えており、一連のライヴやフェスティバルが延期ないしは中止されている。

先週月曜日に2010年発表の名作『ハイ・ヴァイオレット』の10周年を記念したリイシューを受けて、リリース日前日のライヴを配信したが、今回、ザ・ナショナルは毎週ライヴ映像を配信していくことを発表している。

「先週月曜日はすごく楽しかったんだ。それで、思いついたんだよ。『なんで僕らのクルーを支えるために毎週月曜日に面白い共同イベントを開催しないんだろう?』ってね」とザ・ナショナルは説明している。「僕らのこれまでの記録からコンテンツを配信していくから、毎週ぜひ参加してもらいたいんだ。昔のライヴ音源や、未公開ないしはほぼ未公開の映像があるんだ。それで自宅で時間を過ごしてもらいたいんだ」

動画の公開に合わせてザ・ナショナルのツアー・クルーのための寄付を募るゴー・ファンド・ミー・ページが立ち上げられている。

「僕らのクルーはツアーを運営する上で不可欠なもので、長年一緒に働いてきたことを通して家族となっているんだ」とバンドは寄付を募る人々について述べている。

「ライヴ・コンサート業界の現状には不確定性が漂っていて、ウェブストアを通したマーチャンダイズの全利益、ファンクラブであるチェリー・ツリーの登録費、チェリー・ツリー限定ストアの売上を僕らのクルーを支援するために向けて、今回の危機の間も力の限りやっていきたいと思っているんだ」

先日、R.E.M.のマイケル・スタイプはザ・ナショナルのアーロン・デスナーとのコラボレーションとなる“No Time for Love Like Now”という曲のデモが公開されている。

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