これまでインターネットへの抵抗感を何度も口にしてきたプリンスだが、最新のインタヴューでもその抵抗感を露わにしている。
プリンスは、2010年の『ミラー』紙のインタヴューでウェブは死んだと述べたことは広く知られている。「iTunesや他の誰にも曲を提供する意味がわからないね。金は後払いだし、提供しないと言ったら怒るし。インターネットはMTVみたいなもんさ。一時期、MTVが最先端だったけど、突然時代遅れだからね。まあ、最新のコンピューターやデジタル機器なんて少しも良くないよ」
あれから5年、プリンスはまだこの見方を変えていない。「俺が言いたかったのは、インターネットはお金をもらいたい人にとっては終わっているという意味で、これは正しかったよね」と、プリンスは『ガーディアン』紙の新しいインタヴューで語っている。「デジタル・ミュージックで金持ちになったミュージシャンがいたら教えてくれ。アップルは、かなり調子が良いみたいだよね?」
一方で、プリンスは、音楽ストリーミング・サービスのタイダルと継続的な関係を築いており、先週末には、同プラットフォームの限定コンテンツの提供者となっている。
また、プリンスは先日「プリンススタグラム」と題して、自身のインスタグラムのアカウントを立ち上げている。
プリンスは、11月末にUKで「スポットライト…ピアノ&マイクロフォン」と題したツアーを行う予定だったが、パリ同時多発テロを受けて、ツアーの延期を発表している。
プリンスはこのツアーについての記者会見の出席者に次のように語ったと報じられている。「今なんでこれをやるかって? いろんな理由があるんだけどさ。まずは挑戦してみたいんだ。僕はめったに悪いレヴューを書かれたことないんだけど、それって30年間完璧なことをやってきたからでさ。新しいことをやらなきゃならないんだよ。ピアノだけで、より剥き出しの、より純粋なものになるんだ。まあ、そこで観られるものがすべてだよ」
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